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冬花  作者: 忘憶却
第二章 家族(春)
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朧命

「初めまして、朧と言う。」

 やはり、私に声が向けられた時だけ、

 聞き取ることができた。

 

「君の事は、霞姫から聞いている。」

「君の今の考えを聞かせてほしい。」


「私はこの役目の為に必要であるならば、

 この身を捧げます。」


「今は、それだけです。」


「正式に決めるのは冬。」

「決断は実に難しい。」

「よく自分と向き合うこと。」

「一度、決断を疑ってみて。」


「一つ、

 霞姫が君を確かめようとからかった。」

「訂正する。」

「お役目はいつでも辞められる。」

「けど、厳しい条件がある。」

「人生の決断において、

 一度決めた重大な決断を返すことは、

 それ相応のものが必要。」


「役目を全うする気のない者に

 行って欲しくはない。」

「何より、気まずい。」


「それだけ。」

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