3.この世界の果てを、見てやろう。
物語が進みます!
今日こそは、あの世界を楽しみ尽くそう。私はそう誓って、VRギアを被る。弱りきり、今にも止まりそうな心臓の鼓動と、正常に動いているかもわからない自らの腕を、ほんの、ほんの僅かに感じながら。
□■□
そしてこの日、1つの命が失われた。
そしてこの日、新たな物語が始まった。
□■□
私は、この世界を楽しむ。
ただ、『この世界』が、私の現実となるとは、考えていなかったけれども。
私がここ、プレイヤー全員の開始地点、〔王都イーアイン〕の神殿へ着いたのは、つい先程。最終確認をした後、やって来た。
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《カムイ》
『精霊族』【竜戦士】
Lv.1
MP:614/614
EP:352/352
STR:10→11⇒39
VIT:10⇒32
AGI:10→11⇒21
INT:15→16⇒48
MIN:15⇒39
DEX:10→11⇒25
〔ユニークスキル〕
【竜転身 Lv.13】【永続付与術 Lv.5】
〔レアスキル〕
【竜力生成 Lv.9】【竜力操作 Lv.9】
〔スキル〕
【刀 Lv.50 Max】→【刀術 Lv.1→14】(AGI+10 DEX+14 STR+6)【糸 Lv.50 Max】→【糸術 Lv.1→7】(INT+10 MIN+2 MP+180)【雷魔術 Lv.5】【梟の眼 Lv.8】【調合 Lv.1】【料理 Lv.1】【物品鑑定 Lv.5】【魔力感知 Lv.50 Max】→【魔力探知 Lv.1→6】(INT+10 MIN+10 MP+100)【氣力感知 Lv.50 Max】→【氣力探知 Lv.1→6】(STR+10 VIT+10 EP+100)【魔力操作 Lv.50 Max】→【魔力精密操作 Lv.1→9】(INT+12 MIN+12 MP+60)【氣力操作 Lv.50 Max】→【氣力精密操作 Lv.1→11】(STR+12 VIT+12 EP+60)【縫裁 Lv.11】【拳 Lv.41】【蹴り Lv.34】【足運び Lv.33】【発勁 Lv.11】【居合い Lv.17】【投げ Lv.24】
〔称号〕
〈渡界人〉〈最初の竜戦士〉
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いつの間にかスキルがとんでもないことになっていたりしたが、まあ過ぎたことだ。あ、スキルレベルがカンストすると、上位スキルに進化できるらしい。別のスキルに派生することもあるそうな。また、関連ステータスも上がるらしい。
ステータスは、レベルアップ以外にも鍛練でも上がるらしい。相応の厳しさやらキツさが必要だそうだが。鍛練の上昇値が『→』、スキル進化による上昇値が『⇒』である。……鍛練での上がり方は随分渋いな。
そして、神殿に着いたのが先程。
そして────何かとの繋がりが途切れたような、喪失感を感じたのが今。
この感覚は何かと、メニューを開いた時、予想がついたのだ。
プレーヤーだけが開ける、メニュー画面。これには、“現実の体の状態”を見ることができる、その項目がある。排泄等、必要なことがあるからだ。
私のその項目には───
──何もなかった。
開いてはいるものの、その画面には枠しかなかった。
そしてもう2つ。──ログアウトの項目が消えている。そして、〔祝福〕の〈異界神の加護〉が無くなっていた。
恐らく私は、私の体は───死んだのだ。
既に死にかけの体。いつ死のうともおかしくはない、そんな状態だった。生命維持装置に繋がれたままに、ほとんど代わり映えのしない毎日を過ごしていた。
死体に生命維持装置を繋ごうと、電極を着けようと、何も反応する訳がない。当たり前、極自然なことだ。
ただ私は何故ここに、この世界にいるのか、その意味はわからない。
それでも。ただ、それでも私は、生きている。この世界で。
随分と前に死んだ両親。関わっていない為に存在するかどうかもわからない親戚。生命保険と遺産の為に一生で使いきれない程ある金。突然姿を消し、行方知れずの師匠。──つまらない現実。
其処に、1ヶ月半程前から、もはやまともに動かない体、が加わった。
もう1つの人生、生き方を求めた時に見つけ、ようやく始められたこの世界は、実に美しく、楽しい。
私は、この世界を生きる。
もしかすると、向こうの私の体はまだ生きているのかも知れないが、今の私にそれを確かめる手段は無い。
ゲームのサービス終了時に、どうなるかなどまるでわからない。世界ごと消滅するのか、もはや運営が関わらない世界として存続するのか。
それでも、いい。それで、構わない。
───この世界の果てを、見てやろう。
さてと、私にはログアウトという手段も『死に戻り』も無くなった。
つまり、私は『住人』であり『渡界人』でもある異端の存在となった訳だ。
心配事はある。それでも、楽しもう。
……女となった不安はあるが。まぁ、この世界でプレイヤーに排泄はないため、楽ではあるが。ただ、変化はあるかも知れん、油断は禁物だ。
目標は、『いのちだいじに』だ。
◇◆◇
私の時間感覚でリアルでの昨日の夜、数少ない──数人しかいない。寂しい奴と思わば思え──友人の一人から、連絡が入った。自分は『Another Life Online』を最初期から始めてたから、教えられることもあるだろうし一度会わないか、とのことだ。
リアルではもう会うことは不可能だが、こうしてこの世界で会えるのだ、その点については別に心残りではない。他の友人も彼経由で伝わるだろう。
王都イーアインは中世ヨーロッパっぽい、いわゆるファンタジー物の舞台っぽい街。王都らしく中心は勿論のこと王城、と思いきや神殿。そこから北に少しずれた場所、それが王城。神殿が先に出来た所を王都にした、という順の歴史だそうだ。
神殿は、プレイヤー達の初期開始地点にして死に戻り時の復活ポイントだ。友人は、そこを待ち合わせに指定した。分かりやすくて実にいい。
ゲーム内──私にとってはもはや現実だが──時間で午前9時の5分前。ジャンのいるあの草原で再び軽く慣らしをした後、遅れないよう早めに到着した、と思ったら既に相手はいた。どうやらパーティーまとめて連れてきていた模様。
……何故か女ばかりだが。ハーレムか、ハーレムなのか?
「すまんな、遅れた」
「……ん? いや人違いじゃないか? アンタみたいな人とは待ち合わせしてないけど」
「ああ、分からんか。私はカムイだ。昨日連絡してきただろう?」
「……は? カムイ!? マジで!? マジでかw女顔だとは思ってたがwww」
「……笑うな、ナギ」
「いやいや、笑わねー訳あるかよ‼ プッ、ハハハハハ!!」
「ったく……。まあ、そういう反応をするとは思ってはいたが」
私を見て予想通りに笑ったのはリアル友人の一人、プレイヤー名、ナギ。金の短髪に赤い目のイケメン、高い身長に頭以外の全身鎧をまとい、長剣を背負っている。前衛だと一目で分かる、そんな姿だ。
「まったく、久しぶりだな! まさか女になってるとはな」
「久しぶりだから挨拶はそれでいいが、これでも──「ねぇ! ナギの友達なの!? 男って聞いてたけど!!」──……こっちは誰だ?」
「いや落ち着けよ、クロエ。兎に角ここじゃ邪魔になる、宿屋でも行こうぜ」
呆然としていたらしいナギのパーティーメンバーが突如復活、なかなか激しめに話しかけてきた、というか突撃してきた。
まあ、ナギの言う通りここは全プレイヤーの開始地点、結構人通りも多い。
とりあえず、そういうことになった。
◇◆◇
王都イーアイン、そこに多くあるごく一般的な宿屋。そのナギ達が借りた内の一部屋で、ナギ、そしてそのパーティーメンバーと集まった。メンバー自体は揃っていたため、移動しただけだが。
「まぁ一応自己紹介だな! 俺はナギ、Lv.20の【戦士】、長剣使いのアタッカーだ」
「あたしはクロエ! Lv.17の【戦士】だよ‼ 皆の盾役! 大盾で防いで守るよ!」
「私はパルミラ、Lv.22の【火使い】、単発高火力型のダメージディーラーさ。よろしく」
「…ライラ。……Lv.19の【斥候】」
「私はハルカといいます。治癒担当の【水使い】でLv.16です。よろしくお願いします」
クロエはピンクのショートヘアの元気印。身長は低めだが、元気は有り余り過ぎるくらいだな。ビックリマーク多すぎな気もするが。鎧の面積はそこまで大きくはないが、今は嵩張るためしまっている大盾で壁役、所謂タンクをするそうだ。
パルミラは【火使い】を表すような真っ赤な長髪の『the 魔法使い』、というようなローブと帽子姿。味方に守られつつ後ろから大技を放つタイプだろう、ダメージディーラーと言っていたし。少々ぶっきらぼうだが、悪い奴ではないと思う。ナギは雑そうに見えて、観察力は人一倍ある奴だからな。
ライラは黒髪ショートの無口っ子で無表情。【斥候】っぽい、というよりかは、忍者っぽい服装。可愛らしさとクールさの両立が見事に出来ている感じか? 身長は低め、突然後ろに立たれていたりしたらビクッとするかも知れない。腰の後ろに着けている短刀がメイン装備と思われる。どこかから手裏剣とか出すかも知れない。
ハルカはファンタジーならではの自然な水色のロングヘア、穏やかなおっとり系美人。何故かコスプレには見えない、不思議だ。素早い状況判断とか苦手そう、というのは私の偏見だろうか? 先程見た神殿の神官に似た服装のローブを着ている。ローブの上からでも分かる見事な胸をお持ちだ。
「ふむ、最後は私か。私の名はカムイ。昨日始めたばかりでLv.1。ランダムでレア職が当たってな、【竜戦士】だ。よろしく頼む」
ナギが信頼している相手だ、このくらいの情報提供は別に構わんだろう。戦闘シーンも見られるだろうしな。
「マジでか!? レア職って実在したのか‼ くぁー! そうとわかってりゃ《ランダム》引いてたのに‼」
「ホントに!? ねぇねぇねぇ、ホントに!? あとナギの彼女なの?? ねぇねぇねぇねぇ!!」
「へぇ……あったんだねぇ」
「……凄い、運いい」
「そんな職があったんですね。もしよろしければどんなものか教えてもらえませんか?」
皆興味深そうにしている……しているが、クロエ、一人だけ食いつく所が違うぞ。妙に焦っているようだが、まさかナギに気があったりするのだろうか? あの軽薄な男に? 訂正は必須、か。
「とりあえず落ち着け、説明ならしてやる。とその前にクロエ。───私は男だ。ナギに気などない」
「ブフッ」
「「「「は?」」」」
言った途端、吹き出したナギ以外間抜けな顔をさらした。
「いやいやいや、こんな美人が男って何の冗談!? ねぇ⁉ 胸もしっかりあるじゃん!!」
「どう見ても女だろう……!」
「…………嘘?」
「えっと、ナギ? 現実の友人のようですけど、カムイさんの言っていることは本当ですか? 綺麗な女性にしか見えませんが……」
「ぶっ、ははははは! だよな!? 俺も驚いたぜ! まぁこいつは本当に男だ、間違いない! まぁ、リアルではな‼」
「……まぁ詳しくはよくわからんが、女顔の私を機械が勘違いしてこうなったと思われる。実に、実に不本意だがな。チュートリアル担当に確認したら体形についてはほぼ変更不可だそうだから、諦めた。その辺は素人だから、技術面の文句もなんと言えばいいかわからん」
都合良くナギとは連絡をとって出会えたものの、他の友人にはまた笑われるだろう。そう思うと少々、ほんの少々躊躇う。まあ、リアルでの連絡なぞもうとることはできないのだから、あとは運次第、とは思うが。
「今更だが、今日は何する予定だ? ナギ」
「ん? お前との合流、あと少々のレベリング、だな。ああそうだ、スキルってどんな感じだ? 別に言いたくなかったら言わんでもいいが」
「構わない、見せるさ」
そう言って、私は手の平からステータスカードを取り出した。
この世界では、他人にはメニュー画面は見せることが出来ず、代わりにこのカードがある。何でも、体内に魔力化して収納しているらしく、イメージ次第で出し入れできるためになくす心配が無い。これは住人にも使えるもの、とジャンに教わった。メニューは住人には使えないそうな。
カードは名刺サイズなため見づらい、なんてことはない。カード自体は小さめだが、メニューのように半透明のパネルが宙に浮かぶのだ。拡大縮小もスマホの如くに扱えるため、大勢に見せる時にも便利だ。仕組みは当然ながら不明──住人にも不明らしい──だ。
「………はぁ? 何だよ、このLv.1の癖に高いステータスに多いスキル! つか、何でこんなに多い!? ユニークとかあるし!」
「チュートリアルで訓練してたらそうなっていただけだ。おかしな事はしていないぞ? レアとかはよくわからん」
「それだけか!? しかも何だよこの【魔力何とか】とか【氣力何とか】とか! リストになかったろ? 【竜何とか】は職関連としても!」
「へぇ、なかったのか。私はチュートリアル担当に教えてもらっただけだ。あと訓練」
「チュートリアルでか! くそっ、受けときゃ良かったっ……!」
「そうか、惜しいことをしたな。それはそうと、4人を再起動せねばな」
ステータスを見るなり固まってしまったナギのパーティーメンバーの頭をスパパパパーーン!とはたく。結構音が鳴るようにしたが、さて治ったか?
「何コレ!? 何コレ!!??」
「え、いや、はぁ?」
「…………幻?…見間違い?」
「はわわ……何がなにやら……」
状態異常:硬直から状態異常:混乱へ移行しただけ、ダメなようだ。
「ナギ、お前は落ち着いたか?」
「まあ、一応……。次は戦闘だから、そん時に実演がてら説明しろよ?」
「まぁ、構わないぞ。まだパーティーメンバーに入るかどうかは未定だが」
何とか全員が治った所で、私の初バトルと相成った。全員疑問符まみれな感じだったが。
◇◆◇
場所は移動して、ここは王都の南の平原。チュートリアルの場所と似た風景の所だ。正式名はあるものの、通称「王都南の平原」で通っているらしい。ナギのパーティーメンバーは誰も知らなかった。
ここに主にいる敵はほとんどがホーンラビット、つまりは角つきの兎。魔物の一種だそうな。というより、普通の動物は基本的に弱い──というか魔物の成長がかなり早い──ため、魔物に駆逐されることになり、家畜など以外は人も魔物も少ない僻地位にしかいないのだとか。稀に魔物ではない強者の動物、通称〝幻獣〟が誕生することはあるが、見かけるのは極々稀らしい。
ちなみに魔物とは、体内に『魔石』と呼ばれる核を持つ生物の総称らしい。メジャーどころだと、ゴブリンやオークと言ったところか。
ここは所謂、初心者用の狩場である。この時期にここで狩りをしているプレーヤーはいないらしく、ほぼ貸切状態だった。いるのは他の街へ移動中とおぼしき馬車──本当に馬かは不明──と、その護衛らしき冒険者だけ。
準備はすぐに済んだ。まだ【調合】に手はつけていないから、回復アイテムは作れない。そのため、道具屋で怪我用MP用EP用、それぞれのポーションを購入。避ければ防具なぞ要らんだろうと考え、未購入。ステータスの補正がある物もあるため、一概には言えないと思うが。品物はしめて8,000ゼナ──ほぼ日本円と同価値らしい──ナリ。所持金は初期値の10,000ゼナから大幅減、2,000ゼナ。稼ぎは必要だ。……むしろ、よくこの値段で全部買えたな、と思う。物価は低めか?
暫くして、初の敵を発見。
「独りで大丈夫か? ……たぶんいいとは思うが」
「構わん、見てろ」
そう言いつつ、30m程離れた場所のホーンラビットに体を向ける。【始まりの竜刀】は既に腰に帯びている。余裕ではあるが、試しにアレをやってみようか。
「───シッ」
私は腰を落として左手親指で鯉口を切り、居合い切りの要領で刀を抜き放ち──雷を帯びた斬撃を飛ばした。
ホーンラビットは当たる直前で気づいたようだが、もう遅い。斬撃はホーンラビットの首に見事直撃、一撃で斬り飛ばして光の粒子へと変えた。そしてポーチの中身をメニューから確認すると、角と皮、魔石のドロップアイテムが入っていた。
この世界では、敵──だけではなく生物全て──は倒した際に光の粒子となって消滅し、ドロップアイテムを残す。切り落とした部位は時間が経つにつれ徐々に消滅していき、やがて消える。特殊なスキルがあれば消えきる前に回収、ポーチ等にしまうことでそのまま持って帰ることもできるらしい。
ドロップアイテムは、ポーチを持っていればその中に、無ければ倒した場所に落ちるらしい。細かい理由はよく分からないが、便利だからまぁいいか、と思っている。
「ふむ、やはりオーバーキルだったか」
話を戻して。今やったのは【始まりの竜刀】の能力【竜斬刃】を一瞬のみ発動、その上で【魔力精密操作】にスキルが進化したことで可能となった、魔力を自身の持つ魔術系スキルの属性に変化させる技を使ってアーツ『竜飛斬』に雷属性を纏わせたものだ。相手のVIT、MINのどちらかが高かろうと、もう一方のダメージが入る為に汎用性が高い。この技──スキルにはならないらしい──のお陰で、【雷魔術】を育てていくと使えるようになる『付与・雷』が要らない子になった。悲しいこと……かも知れない。
今回はついでに【居合い】と【魔力精密操作】【氣力精密操作】の身体強化も併用してダメージを増強した。ちなみに【居合い】は、攻撃速度も上がる。
ずっと使うにはまだ微妙に心許ないMPとEPだが、一瞬のみの発動なら全く問題ない。
遠距離技として結構な威力を持つが、最弱の敵相手にどの程度ダメージを与えられるか、試したかったのだ。既に同レベル帯ではチートレベルだとはわかっていたが、チュートリアルではジャンの作った的しか無く、敵はいなかったからな。きちんと倒せるかの検証はできていない。
そしてアーツ名だが、きちんとイメージが固まってさえいれば無声発動は可能、とわかった。これもチュートリアルで確認済み。とりあえず、魔術は詠唱が不要なものだけだが。MPを使うものには【魔力操作】系統、EPを使うものには【氣力操作】系統が要る上に、ある程度慣れて必要な所に集めなければならないため、現時点では他のプレイヤーには使えんだろうが。後、スキル名やアーツ名を言いながらの居合いは上手く呼吸が合わないためしていないが、威力の変化は特に無いようだ。
「さて、次の獲物に向かうか」
「ちょっと待てや‼」
「? 今やったことのことか?」
「そーだよ‼ 『リープスラッシュ』みてーなアーツだったけど、そう言ってもないし、ダメージでかすぎんだろーが! なんかバチバチしてたし飛距離も長いし!!!」
『リープスラッシュ』とは、【刀剣】系統、もしくは斬撃系の武具スキルで覚える遠距離アーツ。効果は単純、斬撃を飛ばす。私も【刀術】が育っているため使えるが、『竜飛斬』の方が使い勝手がいいため使っていない。こちらの方が燃費が良いしな。
とりあえず先程の説明。またも絶句したようだが、チートなんざしていないため、隠すようなことでもない。
目立ちたい訳ではないため、情報公開なんてマネはせんが。
はい、これでカムイはこの世界の住人へ。
ぶっちゃけ本人は気にしてない、というか喜んでます。
色々構想はありますが、結局行き当たりばったりで書いてます。プロットなんざ知りません。