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僕は捨てられた。けれど、僕は幸せだ。  作者: 小鳥遊 雪都
雪と雨月。
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ようは他のように殺されたり、力を持った人間に殺されない限りは生き続けることができる。

その他で死を賜るには自死でしかありえない。


ようは他の死を好み、人はどんなものの死をも恐れ、避けようとする。


死への恐れはようへの恐れと差ほど変わらないものだと雨月うげつは了解していた。


ようは死を好む。


それだけで人間はようを恐れる。


だが、ようが人間を恐れることはまず、ない。


それはようの方が人間よりも遥かに強く、人間について多くのことを知っているからだ。


人間はようのことを知らない。


ようは人間のことを知っている。


この知ると知らぬとの差はかなり大きい。

知らぬことは恐ろしいことなのだ。

そのことをようは知っている・・・。

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