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こちら国家戦略特別室  作者: kkkkk
番外編 祟り神「福沢」を鎮魂しろ!
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プランB(その1)

※この物語はフィクションです。登場する人物・団体は架空であり、実在のものとは関係ありません。また、本話には少し過激な表現が含まれます。決してマネしないで下さい。



 KO三田キャンパスでの戦いを終えた僕たちビーチ・ボーイズ。

 僕たちは福沢像の破壊ミッションは達成できないまま、二郎でカロリー摂取し、霞が関に戻ってきた。二郎で食べたラーメンが、僕のお腹をポッコリさせていた。


 茜の待つ会議室の前に着いた僕たち。

 ドアの前でマスクを取ったメンバーはみんな緊張していた。

 もちろん、僕も緊張していた。


 ――茜に怒られるだろうな……


 誰が最初に入るかで口論になり、「年長者だから」「茜と同じ部署だから」と多数決で僕に決定した。

 僕は深呼吸した後、会議室のドアを開けた。

 そこにはスマートフォンを見ながら爆笑する茜がいた。機嫌が良さそうなので、僕はホッと胸をなでおろした。


「隊長、どうされましたか?」


 爆笑する茜に尋ねるブルー(財務省の山田)。

 茜は僕たちを見ると腹がよじれそうになりながら「諸君はこれで有名人だな」と爆笑している。

 僕たちは茜が持っているスマートフォンを見た。


 そこには水着マスクの僕たちがサバゲ―同好会に射撃されている姿が映っていた。


「痛っ!」

「やめてっ!」


 サバゲー同好会から放たれるBB弾をかいくぐって逃げ回るものの、弾が当たって悶絶するビーチ・ボーイズ。


 『もっとやれーー!』

 『裸で逃げるとかwww』

 『服着ろよwww』


 『#水着マスク #変態仮面 #海パン刑事』のハッシュタグが付けてツイートされた動画は、リツイートされて拡散されている。


 再生回数は……180万回!?


 僕たちの動画はYouTubeでバズっていた。


 他の動画も投稿されていた。僕たちが二郎でラーメンを食べている映像だ。

 撮影した角度から推測するに、列に並んでいるジロリアンが撮影したものらしい。


「熱っ!」

「こっちに汁飛ばすなよーー!」


 麺をすくう際に飛び散ったスープが皮膚にあたり、悶絶するビーチ・ボーイズ。


 『だから、服着ろよwww』

 『裸でラーメン食べるからこうなるwww』


 再生回数は……150万回!?

 この動画もバズっていた。


「あー、面白かった」


 茜は僕たちを見て爆笑していた。

 怒られると思ってビクビクするビーチ・ボーイズ。救いは茜の機嫌が良いことだ。


「まあ、そんなに硬くなるな。今回はしかたない。諸君を狙撃していたサバゲー同好会。あの後ろに誰がいたと思う?」


「後ろですか?」とブルー(財務省の山田)。


 僕はサバゲー同好会から逃げることに精一杯だった。正直、あの状況でサバゲー同好会の後ろまで確認する余裕はなかった。


「SAT(特殊急襲部隊)だよ。諸君が福沢の像に触れていたら、実弾で狙撃されていた。命が助かってよかったなー」


 政府の襲撃に備えて三田会はSATを配置した。

 たかが像にそこまでするか?

 それほど厳重に警備された福沢の像を、僕たちは破壊できるのか?

 丸腰のビーチ・ボーイズには荷が重いと思うぞ。


「隊長、ご指示を!」


 ブルー(財務省の山田)が代表して指示を請うた。


「プランBだ。諸君を死なせるわけにいかないから、プランBに変更する!」

「プランBですか?」

「ああ、諸君にはこれを持って全国を回ってほしい」


 茜は壁際に置かれた段ボールを指した。

 僕が段ボールを開けると……


<その2につづく>



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