3-4-12 完成!恒星間万能移民船ハコ4
予定より1日遅れました、ごめんね。
結果から言おう。
ハコは、 何ていうか・・凄かった♪
ウ~ン、モノ凄いナイスバディーで小さいのにパワフル、ほんとに気持ちよくストレス発散させていただきました・・って、決してこれは性的な意味じゃないからね。
日本人的に、とても興奮する船体仕様なんだな~これが!
宇宙船としては全長60mと小型なのは最初に聞いてた通りだし、外殻船に入っていた時に外観は見てるんだけど、中身の仕様は5年前とはガラリと様変わりしているらしい。
らしいと言うのは、実は俺も中に入れてもらったのは今回が初めてで、詳しい処は知らされていなかったからなんだよね。
完成するまでは、処女を守りますとか何とか云って、中を見せてもらえなかったんだ。
まさか中があんな魔窟と化しているなんて想像していなかったよ、見せられんわな~アレじゃ。
主機は変わらず大型次元転換炉を15基積んでいる事で高出力、しかしそこに新技術の導入で当初は加算的だった出力を乗算的に上げることに成功している。
それこそ底の知れない出力を持つに至っているのだった。
亜空間コンデンサーを使わなくても素の出力だけでウチの艦隊と余裕でタメを張る事が出来るらしい・・、シスターズは話を振られただけで何故かイヤイヤをしていた。
何かやらかしているのだろう事がうかがえる、後で聞いてみよう・・。
形が小さいから機動性が高く、何と言っても頭が良い。
汎ゆる事象を観測し、そこから導かれる未来の予測計算を刹那に行っているので、その行動に破綻が生じる事は無いと言っていいだろう。
そして船内環境も快適でストレス無く乗り心地が最高に良い、日本の軽自動車の中に高級なキャンピングカーを詰め込んだような・・、ウ~ンそのままを表現すると60mの船体内には亜空間を複数展開し、当初半径2500kmだった居住エリアは、その規模を数倍に拡張され、ケレスを飲み込んでいる亜空間も別に存在するのだった。
今まで俺が手をかけた船や車は、基本的に外側は地球の規格で中を拡張した物がほとんどだった。
地球人的には、これでもビックリの代物だけど宇宙船ともなればこれだけではすまないだろうと思っている。(多分それは昴だけ・・)
それでも今まで見てきた宇宙船とは、その能力も規模も桁が何桁か違っていたんだ。
イヤイヤ~、冗談抜きでそう来るか~・・、俺は確かに構想を掲げてテストもしたけどさ、実際にそれが形に成ってみるとド偉い代物に大化けした訳である。
マ~百聞は一見にしかず、見て頂こう。
諸元
恒星間万能移民船・方舟ユニット
エクストラナンバーX
ユニットの管制自我意識固有名『ハコ』
契約者・天河昴
完成時(ハコ端末結晶2重正20面体)
孵化から1827日経過(2005年7月25日現在)
メインコア本体
艦種 恒星間万能移民船
外観 六角柱状の碧色クリスタルを縁取る様に黒色とシルバーがあしらわれている
全高60m 全幅35m
主機・大型次元転換炉 15基
メイン:クアンタ・コアシステム1(8基)
サブ:トライ・コアシステム2(3基✕2)
予備:1基
ジェネレータープラントを内蔵する唯一のコア船である
ケレスを吸収することで各種製造制限も無くなっている
資源を吸収製造することで事実上無限に自己増殖が可能である
完成時内部空間 523,598,775,598立方km
完成まで5年経過、当初半径2500kmの球型空間を亜空間固定し居住空間とする予定だったが、倍の半径5000kmと成り、容積は8倍に成っている
(月の半径は1737kmなので余裕で収まる広さ)
当初、居住用亜空間に収容するはずだったケレスは、専用の内部亜空間へ収容された
出力に余裕が出来たので他にも各種専用の亜空間が作られた模様である
(ケレスの半径は473km)
予定だったファクトリーを省略した事で工期が大幅に短縮された事に変わりは無い
そして、内部構造物などの制作をケレスに丸投げする筈だった処、昴の覚醒により天地創造とも言える現象を確認。(マテリアルが満たされていたとはいえ、規格外!)
居住空間内の物質生成に何らかのブーストが掛かっている模様、要検証!
フルシンクロオペレーターとは、文字通りハコの全てにシンクロすることで全てを行うことが出来る者の事
限られた空間内であれば、全知全能の力を発揮できる
瞬時の空間の生成と抹消、物質の創造も思いのまま、神の領域といえる
これからの課題は、外部空間にどれほどの規模で干渉出来るのかを検証する為の実証実験が待っている
メインコアの船体は、位相空間に次元潜行している事が多い
現在は 外殻船体を多数着せ替えて動き回っている、デフォルトは機動工作艦
外殻船のバリエーションは主に5つ存在し、現在人形を建造中
機動工作艦(1km)、標準型移民船(15km)、情報指揮型艦隊旗艦(3km)、拠点用大型移動要塞艦(100km)、そして、人形機動戦艦(600m)
これらの艦は、各個に同時運用も可能であるが、それぞれにシスターズ以上の管制AIが複数必要である
ケレス内で作れるものは順次、艦隊にフィードバックされるのでダウンサイジングのサイクルも早いと思われる
ここまでザッと見ただけで、まだまだ説明しきれないけれど・・これが個人所有か~、実感が全く無い!




