エリオのドルオタ伝説
リルカ「最近、作者くんがご当地アイドルにハマってこれを書いたんだ。読んでね♡」
今日は学校もバイトも休みの日。
ネコミミパーカー姿のあたしはのんびりと横になっている。
「暇だなぁ、雪乃たちどうしてるのかな?」
あたしがそう呟いてLINEを送ろうとすると…
「お姉ちゃん!」
扉からエリオの声が。
あたしはしぶしぶ扉を開ける。
「なーに?エリオ」
「今日は僕の推しのライブなんだ、一緒に行きたいな!」
「え?エリオってドルオタなの?興味深いなあ、もちろん!喜んで行くよ!」
「わたしも行きますよ」
あたし、エリオ、ルルカ3人でエリオの推しのライブに行くことになった。
道中。
「あら、リルカたち、今日はみんな揃ってるわね」
「あ、雪乃、今日はエリオの推しのライブに行くんだ」
「ふうん、エリオくんの推しねえ…」
「千葉のご当地アイドルなのですよ」
「私も行こうかしら」
雪乃も同行することにした。
それからしばらくして、とある港駅に着いた。
「ついに来ました!僕の推し、港町HEAVENのライブの地!」
エリオがいつも以上に目をキラキラさせている。
「どんなアイドルなんだろ?エリオのことだからすごくかわいいアイドルなんだろうなあ」
少し経って、何やら音楽が流れ始めた。そこへ、可愛らしい女の子が4人来る。
見るからに小学生から高校生くらいの女の子だ。
港町HEAVENは1人ずつ自己紹介する。
「港町HEAVENのRINKAです!」
「MEIです!」
「KANAです!」
「YUMEKOです!」
エリオのことだから1番ロリなYUMEKOを推してるだろう。
「それでは聞いてください、蒼き港町」
港町HEAVENの少女たちは歌い始めた。
それと同時に、エリオはサイリウムみたいなものを振り始める。
何曲か歌い終えた港町HEAVENは物販を始めた。
エリオはサササッと行列に並びだす。
「なんの行列なんだろ?エリオはどうするのかな??」
そして。
「YUMEKOちゃんのチェキお願いします!」
「1000円になります!」
港町HEAVENのスタッフらしき人がYUMEKOをカメラでパシャリと撮る。
チェキができるまでの間、エリオはYUMEKOと話し込む。
「でね、YUMEKOちゃん!」
「…そうなんですか!?素敵です!」
話し込む2人を見てるあたしたち。
「やっぱりロリコンだね…エリオ…」
「すごく語ってるわ…」
「お兄様…後でお仕置きが必要ですね…♡」
そして、エリオはYUMEKOのチェキを手に、ぴょんぴょん跳ねる。
「あんなに嬉しいエリオ、初めて見たよ」
「すごく喜んでるわね…エリオくん」
「お兄様…」
こうして、エリオのムフフなライブは終わった。
あんなに嬉しいエリオはルララちゃんとのデート以来だ。次回はいつムフフなエリオを見れるのだろう。
「あ、せっかくだからあたしも!10秒間の写メお願いします!」
To be continued...
リルカ「あのサイリウムはどこで買ったんだろう…」
雪乃「知らないわ、エリオくんに聞きなさい」




