7/34
第六話 放課後2
くそ…腹減った…
結局相川を捕まえられず、パン20枚分のパンの耳で昼を耐えぬいた。
六時間目の田村の授業はまったく聞いていない。
聞く必要もない。
教わる気もない。
…教え方へたなんだよな。
今教室にいるのは四、五人てところか…
みんな思い思いの場所に遊びにいっている。
俺が残っているのは、成績のためというより、先生が可哀相だからだ。
…で、当の先生は、さっきから教科書の問題で詰まっている。
…三十分も…
何で教師が教科書の問題を解けないんだ?
…いいのか?そんなので給料もらっといて?
そうこうしているうちにチャイムがなり、担任と田村が入れ違いざまに一言二言会話しているのが見えた。
担任も教壇について生徒を見回すなり、がっくりと肩を落とした。
やっぱこの現状はショックか。
それでもHRをするのはさすがというかなんというか…
まぁそんな大した連絡はなく、あいさつをして帰宅する。
俺はさっさと前のドアから教室をでて駐輪所に向かう。
誰かが担任に捕まっているように見えたが、誰だったんだろう…
気にせずそのまま帰宅したら何をしようかと考えながら自転車に乗り校門を出た。




