表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ある日突然、無職の俺が、自分より丸々8歳も年下の女の子がVTuberになるのを手伝うことになった。  作者: Sakusaku
ARC 3:VTuberになりたい声なき少女 — ホリカワ ・ ホリキタ

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
49/63

49:It's time! to debut!!!!.......

 050


「ふう!……終わったあああ!!!」


「終わったよおおお!!!」


 そしていつも通り、ユウタとハルはまた絨毯の上に倒れ込んだ……


「お疲れ様でしたあ!!!」


 女の子たちも二人のことを大いに労った……これで俺たちには正式に3人目のタレントが加わったことになる……


「よし……今夜、8時からな……いいな……」


 ユリカちゃんは頷いた……


「はい!……皆さん、お疲れ様でした……」


「お疲れ様でしたあ……」


「それで……誰がユリカちゃんの配信スケジュール管理するんだ?……瑠璃先輩ですか?」


 アキラちゃんが聞いた……


「違うよ……私はタレントなんだから……配信するだけで精一杯なのに……」


「でもお前、一日中暇じゃないのか?」


 俺がからかった……


「私、一日2回配信してるんですよ先輩……もう少し休ませてくださいよ……」


「じゃあ結局……誰がユリカちゃんのスケジュール管理するんだ?」


「私だよ……」


 部屋にいる皆があまり聞き慣れていない声が聞こえた……その人物は家の2階から降りてきた


 黒髪ロングの少女……普段は引きこもりがちな性格……でも今はそうじゃなかった


「兄さん……ミフユ……」


「みんな、こんにちは……私、今年一年間、サメちゃんも瑠璃先輩もユリカ先輩も、みんなのマネージャーとして面倒を見ることに決めたから……」


 ユリカちゃんが微笑んだ……部屋にいる皆は少なからず驚いた様子だった……普段ミフユは家の中の誰ともあまり話さないから……俺自身に対してもそうだった……


 でも……


「私はヘレナミスティックのマネージャーとして、みんなの面倒を見るつもりです……よろしくお願いします……」


 彼女は俺たちにお辞儀をした……


「つまり……兄さんが3人分のタレントスケジュールを管理してくれるってことですか?」


「そうだよ、ハルくん……お兄ちゃんとも相談したの……私にできる限り、みんなを助けたいから……」


「ようこそです!マネちゃん!!……」


 三人のタレントが揃って言った……サちゃんはすぐにミフユに抱きついた……


「先輩がマネちゃんになってくれて、すごく嬉しいです……」


「私もだよ……それじゃあ……」


 ミフユは俺たちの方を見た


「残りのみんなは、この3人の裏方サポートよろしくね……」


「了解です!!……」


「それから会長……」


 ミフユは微笑みながら俺の方を見た……


「今日からこれから一年間……私、ヘレナミスティックのマネージャーとして働きます……よろしくお願いします!」


 彼女はきりっとした様子で話した……以前のように声が震えることはもうなかった……


「よろしく頼む……こちらこそよろしくな」


 俺たち二人はお互いに頭を下げ合った


 親族に事業を任せるのは、事業を確実に潰す方法だと言われることがある


 でもミフユがいれば……その言葉は絶対に当てはまらないだろうと俺は思う……




 8時……俺はユリカちゃんが瑠璃ちゃんの部屋で配信できるように準備した……俺たちはビデオ通話で互いの状況を報告し合った


「よし……配信の準備完了……モデルに問題ないよな?」


[はい、問題ないです。マイクの音も普通で、補助機器も特に問題ありません……]


「問題ないようにしてくれよな……」


「ヘレナミスティックの他のメンバーと一緒にデビューさせるんですか?」


「別に問題ないだろ……あの二人はあまり喋らなければいいだけだし……」


「兄さんって変わった性格ですね……」


「8年一緒にいて今頃気づいたのか……」




「こんにちは……皆さん……」


[あ……来た来た、シャクちゃんがリツイートしてたやつだ……ヘレナミスティックですよね!]


[こんにちはー!!!]


[声がロボットみたいだな……]


[モデルすごく可愛い……この絵柄って、千代子花火先生じゃないですか?]


[絵柄が千代子先生に似てるなあ……]


[本当にロボットみたいな声だ……]


 あー……来たか……やっぱり気づく人もいるんだな……


「あの……自己紹介の前に、皆さんにお伝えしたいことがあります……」


[どうぞ……]


[モデル可愛い……]


[すごく大事なことなんですね……]


[聞く準備できてます……]


「実は……私、話せないんです。声のない女の子なんです」


[え!!喋れないの?……西宮硝子みたいな!!]


[喋れないのに喋れるってこと?ちょっと混乱してきた……]


[じゃあどうやって喋ってるの……]


[不思議だなあ……]


「でも私の後輩が、裏方スタッフとして働いてくれてるユウタくんという子がいて、彼がこの機械を作ってくれたんです」


[へえ……こんなことできるんだ……本物のトニー・スタークみたいだな……]


[すごい!うちの近所に喋れないおばあちゃんがいるんですけど、その機械作ってもらうように連絡できませんか]


[え!すごいなそれ……昇進させてあげないと……]


[マジですごい……今の時代の技術ってすごいところまで来てるんだな、補助機器を個人が作れるなんて……]


[スタンが言ってた通りだな……トニー・スタークも洞窟に閉じ込められてても作れたわけだし……]


「はい……この機械は彼が2週間かけて作ってくれたんです……彼とララちゃんがいなかったら、私はここでこうして皆さんとお話しすることもできなかったと思います」


 はは……こんな風に言われるとユウタも照れるだろうな……


[ああ……そういうことか……]


[ララちゃんも手伝ったんだ……さすがヘレナミスティックのチームだな……]


[すごい人だなあ……]


[お疲れ様でした皆さん!!……]


[すごい……泣きそう……]


「それでは……皆さんの頑張りが報われるように……」


「こんにちはー……私、ホリカワ ・ ホリキタです……情緒不安定なエモ系の女の子です……皆さんに精神病院から脱走してきたんじゃないかってよく言われますけど、それはただの噂です……でもVTuberになったのは、六億円のマンションと猫200匹を買うため、そしてある女性にプロポーズするためのお金を稼ぎたいからです……よろしくお願いします」


[待って……何だこれ wwwwwww]


[wwwwwwwwwwwwww]


[もう一回言って]


[え!!結局この子何なの wwww]


[待って……この子キャラいくつあるんだよwwwww]


[ついていけない……待って!!!]


「はい皆さん……声のイントネーションで少し違和感あるかもしれませんが……頑張ります……」


[テロップ出す?彼女が補助機器使ってるって……]


[そうですね……デビュー配信見てない人もいるかもしれないので、テロップ出しておいた方が……]


「そうですね……じゃあ、あの……これです……」


 テロップには「私は声の出せない女の子ですが、スタッフのユウタくんが作ってくれた補助機器のおかげで話すことができます。そして私には好きな人がいます、女性です」と書かれていた


[これは……衝撃展開ってやつですね]


[待って!!女性が好きなの!?……]


[ピークにピークが重なってインド映画みたいになってるな……]


[もう堀北ちゃんじゃなくて、驚きちゃんって呼んだ方がいいかもな……]


「はい……まず……えーと……自己紹介ですね、名前はホリカワ ・ ホリキタ、体重はララちゃんと同じ、身長もララちゃんと同じ、年齢もララちゃんと同じ、趣味は護身術の練習、VTuber鑑賞、特にララちゃんのチャンネル、あと歌の練習です。料理も好きです。好きな食べ物は牛丼、カレー、甘いもの全般……」


[ララちゃんの話やけに多いな]


[この二人何かあるんじゃないの……]


[へえ……ララちゃん、狙われてるっぽいな……]


「それでは……皆さんお待ちかね……ヘレナミスティックをよろしくお願いします……」

これまでに何度か自分の恋愛運についてタロット占いをしてみましたが、結果はいつも同じで、「外国人のパートナーと結ばれる運命にある」というものでした。ただ問題なのは、そうした相手を見つけるのがとてつもなく難しそうだということです。正直なところ、少し不安になってきました……。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ