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Si Vis Pacem, Para Bellum  作者: 黒桃姫
学園編
30/73

28話:分かったこと

 結局、俺は、生徒会に席を置くこととなった。まあ、おそらく、最初に危惧した加奈穂に正体がばれるというのは、おそらく、もうばれているから関係ないのだが。しかし、周という難関が残っている。だが、そちらに関しても、同じクラスなのにばれる気配がないから大丈夫だろう。


 結果、生徒会長副会長に俺と加奈穂、書記に丙、会計に周と藍となった。何故かいつの間にか藍も入っている。しかし、藍には謎が多すぎる。同じ場に多く居られるのは好都合かもしれない。


 本日、生徒会は無いと言うので、俺は、《PP》に来ていた。理由は二つ。一つは、丙の件。もう一つは、窃盗未遂犯が奪おうとした資料。丙の件については、匡子先輩の仕事を手伝いながら聞いたが、どうやら、射的評価二位及び狙撃評価二位により特別措置の許可が下り、学園に来たそうだ。


 そして、窃盗未遂犯が奪おうとした資料だが、俺が見たところ。

「これは、朱野宮静刃嬢か」

資料の中で、最も目に入ったのがそれだ。資料の中で最もデータ量が少なく、何も分からないが、むしろ、それが気になった。流石にここまで情報がないなら、何かが関わっているのではないか。そう、例えば《PP》のような組織だ。それならば、この情報の少なさもうなずける。俺や咲耶、丙の情報もきっと同じような情報だろうから。

「三年の寮内図。これは、朱野宮静刃嬢の部屋があるフロアだな。それに、こちらは、三年の教室か」

まさかとは思うが、ありえない話ではない。狙いは、朱野宮静刃嬢だ。そうなると、俺が狙われている朱野宮静刃嬢を知らないのは痛いな。


 しかし、今日はいろいろと分かった。これは、かなりの収穫だ。


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