表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
おっさんとフレブル  作者: 水前寺鯉太郎
第1部 いい日旅立ち・西へ

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

2/106

広島県呉市②

2027年4月3日


 段ボール箱に気づいたのは、駐車場に戻ったときだった。

覗き込むと、フレンチブルドッグの子犬が丸まっている。

 箱の縁に、適当な字で書かれた紙が一枚挟まっていた。

 ペット不可のマンションに引っ越すことになりました。飼えません。あとは頼みます。

頼みますって、誰に向かって言ってるんだ。

 舌打ちしかけて、やめた。代わりに段ボールごと助手席に放り込む。

 ジムニーのエンジンをかけると、子犬がびくっとして、それから小さく鼻を鳴らした。

 家に戻って、バスルームでシャワーを当てる。

 泥が落ちるたびに、排水口が妙にうるさい。

 思っていたより軽い。思っていたより、白い。

 こいつは別に、悪くない顔をしていた。

 その夜、俺はそいつに「ボス」と名前をつけた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ