プロローグ
初めまして。豊葵 月と申します。私の好きな人達を異世界に飛ばしたらどうなるかなぁと思って書きました。異世界って読んでいても見ていてもワクワク、ドキドキしますよね。私の物語りでも読んでくださいった方々がドキドキ、ワクワクしてもらえたらなと思っています。誤字、脱字、表現力の無さはご愛嬌としてご指導お願いします。
1 召喚される
利益は、人の気配で目が覚めた。
と、同時に昨夜、枕の上に置いておいた
槍に手を伸ばす。
(ん?槍が無い?チッ、盗られたか。)
無いと分かった次の瞬間には懐の刀を探る。
(刀は無事か。)
刀を抜き、ゆっくりと周りを見渡す。
(何だ、この暗さは、夜なのか?しかし、夜目が利く俺が全く見えないとは?ここは何処だ?
俺の家だと思うんだが。
しかし、気配がしたのに
何故、衣擦れの音、息遣いが聞こえない?
この状況で俺は何故、人の気配を感じたんだ?)
漆黒の闇の中、利益は辺りの気配を探る。
突然目の前に一筋の灯りが見えてきた。
一筋の灯りが一気に広がる。利益は身構えた。
広がった空間は利益の知らない部屋だった。
壁には煌びやかな装飾。
一切の乱れもなく綺麗に切られ積まれた石壁。
部屋の中央には仏像らしい像が
所々光を放ち立っている。
部屋に火がないのに明るい事に利益は驚いた。
(この建物はどうやって造ったんだ?人の手であそこまで綺麗に積めるのか。
しかも、天井が光ってるか?火も無いのに何故だ?
あの者たちの着物は見た事が無いな。
南蛮の物でも琉球の物でも無いな。)
利益の周りに人物達は慌てふためき、
何か叫んでいるようだが、利益には聞こえなかった。
(やはり、俺は耳が聞こえていないのか?
この俺に気取らないようにして
ここまで出来る手練れとは?)
知らない環境に頭をフル回転し、状況を把握していると、前方から殺気が走った。殺気が放たれた所に目を向け、身構える。殺気を放った人物は後ろで立っている人物に何かを言われて、こちらに目線を向けたままで何かを話しているように見える。
後ろで立っている人物がこちらへ向かって歩いて来ようとしているようだ。
刀を構えた人物は刀を収めて歩いて来る人物に駆け寄ろうとしている。
(この状況下で刀を収める者と
こちらへ向かって来る者。
いやはや、ここが戦さ場ならニ人とも死んでいるな。しかし、あの者にしてみたら
そうまでして守るべき者なのだろう。)
刀を構えたまま利益はもう一度ゆっくりと辺りを見渡した。
(やはり、耳は聞こえていないようだな。
こちらに来ようとした者が指示を出しているのか?
周りの者はそれに従っているのか?
声が聞こえていない分、判断が難しい。
あの者がここの城主とするのならば、
あの者を倒せば片付くか?
しかし、敵意がなさそうだし、どうしたものか。)
長い時間が経ったように思えるが、
ほんの数分の出来事である。
利益はこの状況が楽しくなってきた。
利益の悪い癖だ。
京の都の優美な世界は楽しくあったのは事実だが、
本来の性質は武士。
戦での死と隣り合わせの緊張感が
利益には必要だった。
しかし、出奔し主を失くした武士には
戦に出る事が難しかった。
誰かに仕えていれば、
戦に出る事も可能ではあったが、
それが中々難しい立場でもあった。
しかし、今のこの状況は
久しぶりの戦の高揚感を得られている。
利益は刀を収め胡座をかき、
思わず大声で笑った。
(この状況は久しぶりにいい感じだな。
京でも色々とあったが、
ここまでの状況下にはならなかったのが
実際のところ。
久しぶりに戦さに出ている感じだな。)
この環境下が利益は楽しくなってきた。
久しぶりの高揚感、緊張感。
利益の笑い声に周りはギョっとし、
利益を見つめている。
その瞬間、利益の身体に風が吹き光が舞った。
そして、音が飛び込んできた。
とりあえず、慶次が召喚されました。この人を異世界で暴れさせたいなと思っています。もう少し召喚された場面が続きますが、この物語りをよろしくお願いします。




