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エピローグ
これで一旦完結です。
このあとは小話。
朝、目を覚ますと傍らに妻がいる。
それだけで幸せだ。
そして同時に不安になる。
君は美しい。
優しい。
君に恋しない男はいないと思う。
それなのに。
私を好きになって欲しいと思うのは贅沢な話だ。
気の利いた言葉の1つも出ない私など、彼女には、物言わぬ上着と同じレベルだろう。
でも、君を手放すことは出来ない。こんなエゴの塊のような醜い自分に嫌気がさす。
素晴らしい君には全く見合わない。
だから、君の夢は何でも叶えたい。それが君を縛り付けている私の贖罪だ。
絶対に逃さない。私の小兎。




