ゲーム命
ちょ、これだめでしょっ・・・。
私は今日、誕生日だった。
十二歳。
もうすぐ小学校は卒業だし、大人になってるって感じ。
まぁ、私の心は全く大人じゃないんだけど。
だって、私の性格といえば、ゲーム命だもん。
ゲームがないと死んじゃう。
逆に言えば、ゲームがあれば生きていけるって感じ。
バカだよね、私。
ゲームなんて毎日何時間やってることか。
おかげで目は悪くなる一方。
メガネかけてさえも、10センチ5センチと近づけないと見えない。
かけてなかったら?
もう、真っ暗に近いよ。
いや、光は見えるから、真っ白かな?
色の境目も見えない。
終わってる。
私の目は、終わってる。
もう、死んだ魚の目。
十二歳にして、この視力の悪さ。
最悪だわ。
私のゲーム好きも、治さないとなぁ。
う~、見えんなぁ。
プレゼントが目の前に来ても、見えない。
なんだこれ。
「はい、これ。」
いとこの優香ちゃんがある小さな箱を差し出した。
なんだろ?
「これ・・・何?」
私が言うと、優香ちゃんはあきれたように言い返してきた。
「しーちゃん、これも見えないの?ゲームだよ、ゲーム。」
ゲームっ!?
優香ちゃん、神!!
うっれし~い!!
「優香ちゃん、ありがとぉ!!うっれしい!!」
「しーちゃん、はしゃぎすぎ。」
うっ、この子~。
優香ちゃんは私より3つも年下なのに、この口調。
おかげで、私のイライラがたまるたまる。
ストレスがヤバいほどたまるわけ。
しんどい。
誕生日だというのに、ストレスがMAXです。
「しーちゃん、やらないの?」
「えっ?あ、やるやる。」
こいつ、私のこと分かりきった顔しやがって……。
(口が悪いですが、気になさらないでください。)
まぁいいや。
誕生日なんだから、ちょっとぐらい長くやっても怒られないはずだよね~。
「お母さん、やっていい?」
「はいはい。」
お母さんはもうあきれてるみたいで、この調子。
はいはい、しか言わないんだもん。
よっぽどあきれてるね、これは。
ま、それも仕方ないよね。
なんてったって、私はゲーム命だから!!
完全的にぽけも・・・。




