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神滅者  作者: おまめ
神々
20/37

巨大

神とは、絶対である。

触れることすら許されない存在。

だが――それを滅ぼし、力を奪う“例外”が現れた。

そのものは止まらない。

ただ前へ進み、神を越えていく。


そして今――


その先へ踏み込む

そのものは状況を一瞬で整理する。正面からでは削りきれない。相手は単体ではなく“集合”。個々を処理しても本体に届かない。ならば必要なのは同質の“群”。


そのものは、とある権能を発動する。60余の権能を得たあの時に獲得した力――『猛獣』。


空間が歪む。獣の気配が満ちる。呼び出されるのは単なる動物ではない。神性に触れた“獣の概念”。獅子、虎、豹。三つの捕食者が顕現する。それぞれが単体で人間界の常識を逸脱した強度を持つ存在。


だが、それだけでは足りない。


そのものは間髪入れずに『凌駕』を発動する。強化対象は自身ではない。召喚した猛獣。存在強度、反応速度、攻撃密度、すべてを底上げする。個としての限界を無理やり引き上げる。


三体の猛獣が動く。ヒュドラへ、キマイラへ、ウェンディゴへ。真正面からぶつかる。


衝突。


空間が揺れる。音ではない。存在同士の干渉が、空間そのものを軋ませる。


互角。


一瞬だけ、均衡が成立する。


だがその均衡は長く続かない。


種としての格が違う。聖獣と猛獣。概念の密度が違う。いくら『凌駕』で底上げしても、本質的な差は埋まらない。徐々に押される。削られる。わずかずつだが、確実に劣勢へと傾いていく。


ジリ貧。


そのものは即座に判断する。このままでは押し切られる。


ならば――数を増やす。


『猛獣』を再発動。獣をさらに呼び出す。狼、熊、鷹、蛇、あらゆる捕食者。地上、空中、あらゆる領域を埋め尽くすように召喚されていく。


そして同時に『凌駕』を重ねる。全体強化。負荷は無視。出力を維持したまま対象を増やす。


さらに――『核』。


そのものは召喚した猛獣一体一体に対して、『核』を与えていく。意思の統一。個としての判断を捨て、全体としての動きへと変換するための布石。


数が増える。十、三十、五十。


それでも止めない。


百。


その瞬間、そのものは次の段階へ移行する。


『核』の本質を引き出す。


分かたれていた意思を一つに束ねる。


融合。


猛獣たちの輪郭が崩れる。形が混ざる。牙と爪、翼と鱗、すべてが再構築される。


“キメラ”。


単なる寄せ集めではない。統一された意志を持つ一体の戦闘存在。個々の能力が重なり合い、単純な総和を超えた出力を生み出す。


キメラが動く。


一瞬で距離を詰める。三体の聖獣へ同時に干渉する。分散していた攻撃が一点に収束する。


圧が変わる。


押し返す。


ヒュドラの再生を上回る速度で削る。キマイラの複合攻撃を真正面からねじ伏せる。ウェンディゴの干渉を無視して踏み込む。


優位が生まれる。


その瞬間――


『聖獣』の神が、初めて反応を見せる。


焦り。


それは微細な変化だったが、そのものには十分だった。


空間が大きく歪む。


さらに上位の存在を呼び出そうとしている。


顕現するのは――ヨルムンガルド。


巨大な蛇。だがそれは単なる巨大さではない。世界そのものに干渉する規模の存在。出現しただけで空間の法則が歪む。


対抗手段。


だが――その顕現は不完全だった。


その神の存在が揺らぐ。維持できていない。明らかに無理をしている。


理解する。


この規模の聖獣は、本来ならば“代償”が必要。


そしてその代償は――自身。


『聖獣』の神は、自身の存在を削りながらヨルムンガルドを維持している。


そして――限界。


その神は、最後の選択をする。


自身の『聖獣』という権能を、ヨルムンガルドへと完全に委ねる。


その瞬間。


神は崩壊する。


消滅。


残されたのは、権能を受け取ったヨルムンガルド。


だが――完成していない。


維持のための基盤が消えたことで、構造が不安定になっている。完成度は低い。およそ27%。本来の力には程遠い。


そのものは即座に見抜く。


弱点が露呈している。


キメラを前進させる。躊躇はない。最大出力で叩き込む。


ヨルムンガルドが反撃する。だが遅い。不完全な構造では、統一されたキメラの動きに対応できない。


一撃。


二撃。


三撃。


干渉が重なるたびに、構造が崩れる。


そして――決定打。


露出した核へと、キメラの攻撃が集中する。


崩壊。


ヨルムンガルドが消滅する。


静寂。


そのもののもとへ、流れ込む。


『聖獣』の権能。


膨大な情報。複数存在の統合。召喚と支配、そして進化。


そのすべてを取り込む。


だが――


そのものは止まらない。


満足しない。


まだ足りない。


ゼウスには届かない。


この程度では意味がない。


そのものはすでに次を見ている。


視線を上げる。


新たな神殿。


次の標的。


そして――


歩みを止めることなく、再び進み始める。

第20話いかがでしたか?


今回も新たなる権能をいくつか出してみました 

そろそろどんな権能があったのかわからなくなってくると思いますのでここに全部書いてみようと思います。

・『超越』

・『剥奪』

・『封印』

・『複製』

・『不明』

・『思考』(※一時的に取得し消失)

・『核』

・『灼熱』(元:de fortes flammes)

・『氷点』(元:En dessous de zéro)

・『轟雷』(元:éclair rapide)

・『阻害』

・『重量』

・『空間』

・『解放』

・『封緘』(=封印+阻害+重量の統一権能)

・『翠雨』

・『電雷』

・『石化』(※未取得・消失)

・『assimilation』

・『再現』

・『Renforcer l'espace sacré』(上位権能)

・『無限』

・『凌駕』(=超越+解放+無限の統一権能)

・『Extrêmes des attributs』(=灼熱+氷点+轟雷の統一権能)

・『猛獣』

・『聖獣』


・**消失した権能**

 『思考』『石化』


・**統一権能**

 『封緘』『凌駕』『Extrêmes des attributs』


・**上位権能**

 『Renforcer l'espace sacré』『Extrêmes des attributs』


書いてみたら相当な数がありました


次回もお楽しみに♪

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