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報復

主様の町を攻撃しようなんて愚かなことを…

報復開始です。

 薄暗い部屋。


 しかし、部屋の広さは十分にある。


 防音になっているのだろうか部屋には窓ひとつない。


 そのため、外部からの音も陽の光も月の明かりも入らず、今が昼なのか夜なのかさえわからない。


 そこには、黒い頭巾付きのマントを羽織り顔を隠した者たち数人がいた。


 そして数人の縛られた男たち。


「さぁ始めましょうか」


 エフィリアが言った。


「俺たちは何も知らねぇ、頼むから見逃してくれよー」


 男たちのうちの一人が言った。


 そして、


「どこから撃ち抜こうか?ねぇ、エルミナ。腕?足?」


 エルフィがエルミナに聞いた。


「そうねえ、手足と順番に撃ち抜いて最後に頭に撃ち込みましょうか。まずは、何も知らないから助けて欲しいとか言っている愚かなその人から始めましょう。聞く人はまだいますから安心して撃ち抜かれて下さい」


 (そんな脅しにのるかバカが)


「何も聞かされてないんだ、本当に知らないんだって…」


「––––ではまず右腕から」


 ––バン!


 男の右腕から血が流れ出す。


「ぎゃあー!!痛え痛えよー、本気で撃つ奴がいるかクソが!」


「だからさっきからまだ聞ける人は残ってるから安心して撃ち抜かれて下さいって言ってるじゃないですか、まさか撃たないとでも思ってたんですか?あっそうだ!一人殺したら次の人じゃなくて一人ずつ順番に一箇所ずつ撃ち抜いて行きましょう!その方が公平ですよね♡」


 捕まっている男たち皆が恐れすくみ上がった。


「言う、言うよ!知ってる事は言うから!頼むから撃たないでくれ」


 男の一人が口を開いた。


「それはあなたのお話しだいでしょうか。そもそもあなた方は主様の町を攻撃しようなどと万死に値する事をしています。覚悟してちゃんと考えて話して下さいね」


 エルミナが再度、男に脅しをかける。


「ひぃ、わかった、わかったから…」


「それではまず、誰に雇われたんですか?」


 ルピナが聞いた。


「俺たちは見知らぬ男に金で雇われただけだ、だからそれ以上は…」


「本当にその答えで合ってる?よく考えて?」


 ルナが男の首筋にカマをそっと当てる。


 首筋から血が一筋流れた。


「す、すまない勘違いだ、ドンだ、ドン・ボッタクーレ。あいつにみんな雇われたんだ」


「そうですか、まぁ予想通りでしたね。」


 ミリエルが言う。


「あなたたちの他に魔族も混じってたわよね。ドン・ボッタクーレは魔族とも関わりがあるって言う事でいいのかしら。最近増えている魔獣の強化個体、各地での失踪事件、これらも関係しているの?知っている事を話してちょうだい」


 エフィリアが言う。


「魔族は確か、ドンが自分で手配するとか言ってたんだ、あとの事は本当に知らねぇんだ」


「ドン・ボッタクーレを潰しますか?」


 セフィラが言う。


「魔族と繋がっているならもう少し泳がせるがいいんじゃないですか?」


 クロエがそう提案する。


「でもこの町を襲ったのは許せないにゃ!」


 とニア。


「ドン・ボッタクーレに報復だね」


 リズが言った。


「とりあえず、あなたたちは寝ていてちょうだい」


 エフィリアが言い、


 そして、男たちは気絶させられた。


「お仕置きの時間にゃー!」


 ––––ドン・ボッタクーレ邸 


「ユノベルはどうなった!報告はまだこんのか!?金で雇った者たちと魔族を合わせて1000も送り込んだんだ、それも寝静まる時間を狙ってだ。失敗するはずもないだろう、もうすぐあの町が手に入る!がっはっはっはっは」


 ––ドン!!


 玄関の方で鈍い音がした。


 「何事だ!おい、お前見に行ってこい!」


 ドン・ボッタクーレの部下が玄関を見てくるように命令された。


 部下は玄関を開けた。


 そこには手足を縄で縛られ気絶した男たちが一塊に座らせられていた。


 部下は一輪の黒薔薇とメッセージが書かれたものを見つけた。


 それを見た部下は慌ててドン・ボッタクーレの元へ急いだ。


「ドン!玄関先にはあなたが雇ったと思われる者たちが縛られています!それと、こちらを見てください!


 メッセージをドン・ボッタクーレに見せた。


 『愚かな罪人に報いを 黒十華』


 ドンは不意に窓の外を見た、


 ––––ドカーン!


 町の外れ、ドン・ボッタクーレの武器、防具や取り扱っている商品を置いてある倉庫の方から爆発が起こり、火の手が上がった。


「おいおいおいー!!!何て事しやがるんだ!!!」


 ––ドン・ボッタクーレ倉庫


 ––––ドカーン!


「爆発音!?おい、何事だ!」


 倉庫の警備をしていたヴァルケルが慌てて部下に言った。


「武器、防具庫の方で爆発です!火が出ています!」


 ––––ドカーン!


 続けて別の倉庫からも爆発音が聞こえた。


「一体、どうなっているんだ!お前ら行くぞ!早く火を消せ!」


 詰所から外に出た所でジャコ・ボッタクーレが現れた。


 「こんな事しやがって!どこのどいつだー!」


 ジャコ・ボッタクーレが言った。


 夜の闇に目が慣れてきた頃ヴァルケルとジャコ、その部下たちは黒いフードを被った人物たちに囲まれている事に気づいた。


「またお前たちかー!!」


  ジャコが声を荒らげる。


「なぜお前たちは俺たちのジャマをする」


 ヴァルケルが言う。


「あなたたちの行動は主様の目に余る。ただそれだけ」


 エフィリアが言う。


 ––––ドカーン!


 炎が広がりドン・ボッタクーレの倉庫を焼き尽くす。


「お前たち、ここが誰の倉庫かわかってやってんのか!おおー!」


 若い部下がフードを被った人物たちに向かって言う。


「お前らみんなここで殺してやるからかかってこいよ!」


 別の部下が言う。


「やめておけ!」


 ヴァルケルが止めに入り続けた。


 「お前たちでは無駄死にするだけだ」


 額に汗を浮かべながら言った。


「今日はここで帰らせてもらいます」


 クロエがそう告げ、その後フードを被った人物たちは皆闇に消えた。


 ––––再びドン・ボッタクーレ邸


「失敗したという事か?バカな!なぜそんな事がある。なぜ今、うちの倉庫が焼かれている、黒十華とは何者だ?クソがー!必ず、必ずだユノベルを我が物にしてやるわ!」

なかなか更新できずにいますががんばって更新して行きたいと思います!

⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎や評価が頂けると大変励みになります。

良かったら評価して行って下さい。笑

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