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プロローグ

はじめまして、黒華レンです。

本作は無属性と判定された王子と黒き薔薇と呼ばれるようになるメイドたちが活躍するファンタジーです。

シリアスとコメディを混ぜつつバトルや伏線のある物語を目指しています。

少しずつ更新していく予定ですのでよければブックマークして頂けると嬉しいです。

よろしくお願い致します。

魔王を殺す。

たとえ刺し違えてでも。


地下迷宮の最深部。

ついに魔王の間へ辿り着いた。


「待っていろ魔王……必ず倒す!」


その直前。

魔王の側近たちが立ちはだかる。


激しい戦闘。


タンク役が足止めし、

後方から魔法とエルフの弓が飛ぶ。


だが決着がつかない。


「お前たちは先に行け!」


仲間の一人が叫ぶ。


「ここは必ず抑える!魔王を倒してくれ!」


「あぁ、必ず倒してくる。すまない!」


仲間の犠牲で最奥へ到達。


魔王が待ち構えている。


魔王はゆっくりと立ち上がり、こちらを見て笑った。


「ようやくか、待ちくたびれたぞ!

…さぁ、殺される準備はできているか?」


「魔王ぉぉぉぉ!」


叫びと共に戦闘が始まる。


仲間の少女の補助魔法を受け、剣士は魔王へ突っ込む。


炎と闇。


魔法と剣がぶつかり合う。


激しい戦闘が続く。


なかなか決着がつかない。


互いに限界が近づく。


「これで……終わりだ!」


剣士が炎属性の必殺技を放つ。


煉獄一閃れんごくいっせん!」


魔王の胸を焼き裂く。


魔王は膝をついた。


――勝った。


そう思った瞬間。


闇魔法が剣士を襲う。


「うわぁぁぁぁぁ!」


激痛が走る。


闇が体を侵蝕してくる。


…だめだ、もう助からない。


だが――


魔王だけは必ず倒す。


刺し違えてでも。


剣を魔王の心臓へ突き立てる。


炎と闇。


魔力が暴走する。


二人の体は消滅しかけていた。


その時――


「いや……いやぁぁぁぁ!」


少女は叫びと共に何かを唱えた。


そして、とても大きな歪な形をした魔法陣が展開された。


「あぁ…ごめんなさい。…ごめんなさい、あなたのいない世界なんて…」


少女はつぶやいた。


そして魔王が笑った。


「ははは……愚かよな!」


「お前のおかげで我は消滅を免れた。

 必ずや復活し――世界を支配してやる。」


そう言い残し魔王共々、剣士と少女は歪な魔法陣へと消えていった。

プロローグを読んでいただきありがとうございます。

次話からいよいよ本編が始まります。


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― 新着の感想 ―
戦闘の緊張感と勢いが非常に印象的なプロローグでした。 タンクや後衛の役割分担が明確で、パーティ戦の臨場感がしっかり伝わってきます。 仲間の犠牲を経て最奥へ進む流れも王道ながら丁寧に描かれており、感情の…
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