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切なる想い

優しく見守って頂けると嬉しいです。

最後に覚えているのは流れていく自身の赤い血。


アスファルトに小さな光る亀裂?が見える。

流れる血が吸い込まれていく。


何だろうな、冷静に考えている自分が笑える。

痛みも何も感覚がないから、もうダメなんだろう。


死にたくないなあ、まだまだやりたいこともあったし

恋愛だって結婚だってしたかったな。

幸せになりたかった。

そんな想いだけだった。



ピチョン。。。


木々に囲まれた澄んだ泉に赤い滴が落ちてきた。

ゆらゆらとゆっくりと沈んでいく。

白い綺麗な手が伸びてきて、すっとその滴を手のひらに乗せる。


〈おや、お前は誰だい、この世界の子じゃないね。〉

長い白髪に緑の瞳のスピーリトゥスフォンスの主は囁く。


〈血の滴に想いが宿って魂と共に、わらわのもとまで来るとわのう。

ふむ、色々と未練があるようじゃな。使えるのう、わらわも困っておったのじゃ

助け合いといこうかのう、わらわが生かしてやろう、よいか?〉


お願いします、まだまだ生きたかった。幸せになりたかった、

と囁くように赤い滴が煌めいた。



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