二人の少女
一週間後
「シルベリータちゃん! よくやったわ、これで魔法の導入の授業は終わりよ」
「ほんとうですか! ありがとうございました! アルシー終わったよ!」
「シル! お疲れ様! ようやく私も勉強できるわ!」
「一緒に頑張ろうね!」
「うん!」
「さて、じゃあ明日から初級魔法と初級魔術の授業を始めるわね、今日はここでおしまい」
「「はい!」」
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アルシーの部屋
「シルの魔法適正ってなんだったの?」
「私は、風と水と土! アルシーは?」
「えっと、火と雷と氷だったよ!」
「光と闇は魔術だよね?」
「うん、この二つは明日にどっちかが分かると思うよ!」
「どっちだろうね! アルシーはどっちがいい?」
「うーん、強いて言うなら闇?」
「どうして?」
「シルが光だろうなーって思うから、違うのに……」
「えー、魔法は全部違うから魔術は一緒がいい!」
”確かにその方が俺もうれしいけどね!”と思っているアルシー
そこへ
「アルシー様、お風呂が用意できました」
ルナン達がやってきた
「ありがとう、ルーミア、ルナン、じゃあごはんの用意お願いね」
「「はい!」」
「シル、行こ!」
「うん! サーシャもお手伝い頑張っね」
「はい」
そういって二人の少女は駆けていった
二人が出て行った後
「ふう、行ったわね」
「サーシャさん、どうしてそんなに気を張っているのでしょうか?」
「ルーミアには関係のないことよ」
「それでも気にはなりますよ」
「まあ、いずれ話せる時が来れば話すわ」
「お二方、早く行きますよ! あれは長風呂するときとそうでないときの差が激しいですから」
「ルナンさん、流石にご主人様をあれとしか呼ばないのもどうかと思うのですが」
「ああ、これはご主人様に許可されていますから」
「「え?」」
「言って無かったですかね? ルーミアには後で事の詳細をお伝えしますけど」
「は、はあ」
ルーミアにとっては初耳である
「まあ、私には関係ないことね」
「では行きますよ! 私の予想では今日は短い日の筈です」
「「はい!」」
ベットメイク等々いつもの雑用を終わらせ、彼女たちも風呂場へ向かった
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風呂場
「あーーー、いい気持ち!」
「アルシー、変な声でてるよ!」
「気持ちいものは気持ちいの!」
「そうだね!」
ルクトリンゲン城の浴場は言うのであれば25メートルプールぐらいの大きさである
「今日はおなかが減っているから、早く上がりたいんだけど」
「私も!」
「よし! じゃあ洗いっこしよ!」
「うん!」
若干アルシーの顔とシルベリータの顔が赤くなっているのはきっと体が温もっていたからだろう、だぶん
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その後
脱衣所で待機していたルナン達に着替えを渡され着替えた二人は食堂へ向かった
食堂にて
「父上! 母上! 上がりました!」
「シルベリータちゃんも一緒ね、さあ、ご飯にしましょう!」
「「はい!」」
「ははは、二人とも元気がいいな!」
「今日は少し早く切り上げたからかしらね、それとも明日が楽しみなのかしら」
「その両方かな」
”わくわくしてるし、俺は毎日消化不良だから元気いっぱいだぜ!”
というアルシーの心の声
「ふふ、シルベリータちゃんは?」
「は、はい! すごく楽しみです!」
若干緊張しているシルベリータ
それもそのはず、既に食事は始まっている
前にも言ったが、ジャンヴァルディ候家の夕食は会話をしながら進む
シルベリータも当初はそれに慣れていなかったが最近では少しずつ会話に参加できるようになってきている
まあ、シルベリータにとっては貴族の習慣に慣れるいい機会なのであった




