第三話:光の王国からの招待状
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第三話では、物語の舞台が大きく動き出します。
フラスカの憧れと、新たな世界の広がりを感じていただけたら嬉しいです!
日を追うごとに、ドリーは調合の修業にのめり込んでいった。彼女には確かな才能があり、教えられた知識をまるでスポンジが水を吸うかのように吸収していったのだ。けれど、ドリーにとってポーション作り以上に魅力的だったのは、薬草や素材を採集する「冒険」そのものだった。
フラスカとドリーの二人は、薄暗い洞窟や見たこともない未開の地へと足を運んだ。時には深い峡谷でマンティコアと遭遇し、戦闘になることさえあった。フラスカは間一髪でドリーを背にかばい、持てる魔力を振り絞って怪物を見事に localized/倒してみせた。
戦闘が終わった後、フラスカは「もしこの子に何かあったら……」と恐怖でしばらく手と声の震えが止まらなかった。一方のドリーは大興奮で、「すごかったよ、お姉ちゃん!」と目を輝かせていた。冷たい両親と厳格な家庭教師のいる退屈な屋敷を抜け出し、広く危険で、けれど生き生きとした世界を自分の足で歩むこと。それはドリーにとって、かけがえのない大冒険だったのだ。
そんな二人の賑やかな daily life に、ある日一通の手紙が届いた。
届いた封筒を見て、フラスカは最初、叔父からの助けを求める手紙だろうかと思った。けれど手にとった瞬間、彼女は息を呑んだ。上質な厚手の紙には、まばゆい金色の蝋封が施されていたのだ。そこを押されているのは——「光の王国」の王家紋章。
彼女たちが生きるこの世界には、三つの巨大な王国が存在していた。「光の王国」「夕闇の王国」、そして「常闇の王国」——その中でも光の王国は、最も繁栄した偉大な国であった。
街並みや、特に女王の居城は金とエメラルドで彩られていると噂され、大陸最高峰の魔法学校が集まる場所。フラスカにとってそこは幼い頃からの憧れであり、同時に手の届かない夢のまた夢だった。 border/関所を越えることすら難しく、滞在費も庶民には払えないほど高価だったからだ。
フラスカは震える finger/指先で蝋封を割ると、羊皮紙を広げた。そこには、流麗な金色の文字でこう記されていた。
『フラスカ・デイブレリへ。
私は光の王国の統治者、リリスである。我が居城にて執り行われる特別な魔法指導へ、お前を招待したい。
突然の報せに驚いたかもしれないが、戸惑うことはない。私は王国の外にある魔法学校から、特に卓越した才能を持つ者を自ら選出し、お前もその一人として選ばれたのだ。お前のような逸材を指導できることを、心より光栄に思う。王城にて会える日を楽しみにしている』
手紙の裏面には、光の王国の境界を越えるための詳細な手順が整然と記されていた。
フラスカは手紙を握りしめたまま、言葉を失って立ち尽くしていた。胸の奥で、溢れ出すような歓喜と、信じられないという困惑が激しく渦巻いている。
——どうやら彼女の人生に、新しく、そして途方もなく刺激的な章が開かれよう lan/としているようだった。
最後までお読みいただきありがとうございました!
物語はいよいよ新しい展開へ突入します。
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