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トレヴィル公爵

ダルタニアンがアトス達に連れて行かれた先はトレヴィル公爵の館だった。


元々行く予定でもあったし、彼らはとても面白かった。


アトスは物静かで館に来るまで一度も笑ったりはしなかった。

またポルトス曰く彼は女嫌い、社交嫌いらしく、まだ30代になったばかりだというのにまるで老人の様なオーラを持っていた。



ポルトスはアトスと反対に話好きでとても大声で話す。

彼が好きなのは恋愛らしく、来るまでに彼の恋愛話をたくさんされた。

今のお相手はコクナール夫人らしく、彼女の夫は80代の爺さんで財政を担当しているのだがまあ酷いらしい。



アラミスはアトス程ではないが物静かで、将来は修道士になりたいと思っているらしい。

ポルトスの話す感じから彼にもお相手がいるらしい。


とこんな話をしている間にトレヴィル公の執務室へ通された。


「「「「失礼します。」」」」


一礼をして入っていく三人に習いダルタニアンも一礼して入っていく。


「ん、アトスにポルトスにアラミスか……

お前らまたやらかしたらしいではないか。」


入って早々にトレヴィル公は三人を叱責した。



「はぁ、おかげでこの後宮廷に行かねばならんぞ。

ダルタニアンだったか?巻き込んで申し訳ない。どこかで見たことのある顔だが……」


「シャルル・ダルタニアンと申します。ガスコーニュのタルブの生まれです。」


「ほぉガスコーニュのタルブと言えば私の故郷ではないか!

ん、ダルタニアン?

おお!まさかお前さんオーバンの息子か?」


オーバンとはダルタニアンの父の名前である。


「はい、オーバン・ダルタニアンの長子シャルル・ダルタニアンです。父から手紙を預かっております。」


「そうかそうか、懐かしいもんだ。封印が破れているがこれは君が?」


「いえ、実は……」


ダルタニアンは公爵にマンで起きたことを打ち明けた。


「そうだったか……分かった君の父上とは所謂幼馴染みという奴だ。友情には報いなければね。」

と言い彼は手紙を書いていく。


「よし、出来た。君の父上は君が近衛銃士になることを望んでいる。

が、近衛銃士になるには『二年間別の隊に努める。または戦争で華々しい手柄を立てる。』という決まりがあってね。

まあそろそろラ・ロシェルで戦争が始まるだろう。

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