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公爵令嬢は、元魔王です?  作者: ゆー
本編 7

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降臨 13

「なるほど、パワーは大したものだな。スピードも申し分ない」


「何をすました顔で言ってやがる!」



__バチバチッ!!ブワァッ!!

____バチバチッ!!ブワァッ!!



何度も何度も拳を叩き込んでくる。


が、その全てが妾の見えない壁に阻まれ、妾に届くことはなかった。



「クソッ!鬱陶(うっとお)しいな!」


「この程度で冷静さを欠いていては勝てるものも勝てんぞ?それ、次は妾の番だ」



先ほど、山の中の部屋でも使った電撃がキングゴブリンを襲う。


キングゴブリンの肌を這うように走り回り、バチバチとものすごい音を出しながら焼き焦がしていく。



「またそれか!もうそれは我には通用せんぞ!」



焼き焦がした場所がみるみる内に治癒していく。


まるで、さっき叩き潰したゴーレムみたいだ。



「なるほど、再生もすると。ではこれはどうだ?」



さっきのゴーレムのときと同じように、人差し指をキングゴブリンの左腕の付け根に向ける。


そして、指を上に向けるとそのまま勢いよく下に向けた。



__ズシャッ!!!

ドサッ!



「ぐっ……ぐわああああぁぁぁぁっ!!!」



その動きに合わせて、キングゴブリンの左腕が落ちた。


キングゴブリンも、あまりの痛みに叫び声を上げている。


しかし、よく見ると左腕の傷口は出血が止まり、何やら怪しくうごめいていた。



「なんだ?あれは」



不思議に思いさらに観察していると、そこから急に()()()()()()()


キングゴブリンは、左手で拳を作っては崩し、作っては崩しを繰り返して動作を確認している。



「すごいな。欠損まで治るか」


「フフハハハハハハッ!その技ももう通用しないぞ!さて、どうする?」



ニヤニヤとムカつく表情をしているキングゴブリン。



痛みで叫んでいたくせに生意気なやつだ。



妾は右手と左手の人差し指を、それぞれキングゴブリンの身体に向ける。



「いいだろう。なら、次はこれだ」



右から左へ。

下から上へ。

左下から右上へ。



人差し指を、ありとあらゆる方向に動かす。



ズシャッ!ズシャッ!ズシャッ!ズシャッ!ズシャッ!ズシャッ!________



「あ゙っ!がっ!ぎっ!ぐっ!ぶえっ!ぶほっ!________」



その動きに合わせて、キングゴブリンの身体が細切れに寸断されていった。

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