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公爵令嬢は、元魔王です?  作者: ゆー
本編 11

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緑鬼の王、再び 34

「わたしたちも加勢するぞ!」


「はい!」


「メアリー様!今行きます!」



そのとき、プレシさんとレセプさん、それにイーリスも遅れて駆けつけてくれた。



「何人増えようが構わん。まとめてかかってくるがいい」



キングゴブリンの余裕は変わらず。


前と同じで自身の力に絶対の自信があるようだ。


キングゴブリンは右手を虚空に突き出すと、空間が割れそのまま中に突きこむ。


そして、右手を引き抜くとそこには前と同じ大剣を握っていた。



「……ここまで来たらもう後ろに下がれとは言いません。目の前のアレは強敵です。みなさん、力を貸してください」


「当たり前です!」


「おうよ!」


「必ず生きて帰りましょう!」


「アタシだってやれるんだから!」



みんな、私の言葉に思い思いの返事を返す。



「決して無理はしないでください。それでは…行きますよ!」


「「「「はい!(おう!)」」」」


「こい、人間ども!」



私たちが動きだしてもキングゴブリンは動かない。


どうやら、今回は待ち構えるスタイルらしい。


私は、前と同じように一瞬で懐に入り込み、鳩尾(みぞおち)に右ストレートを放つ。



「見えているぞ、小娘!」



それを迎え撃つようにキングゴブリンも左ストレートを放ち、空中で衝突した。




ドンッ!ブワァッ!




衝撃波が辺りに散る。



「_どうした?あのときほどのパワーを感じないぞ?本気を出さないのか?」


「くっ!」



少しずつ押されていく。


確かに、まだ全力を出してはいない。

そうすれば、まだ未成熟な身体は悲鳴を上げ、徐々に壊れてしまうからだ。


しかし__



「_何を言っているんですか?ここにいるのは私だけではありませんよ」


「……なに?」



私の言葉に、キングゴブリンは訝しげな表情をする。



「くらえ!ホーリー・スフィア!」


「ウィンド・カッター!」


「ぐっ!?」



キングゴブリンの左右から、イーリスとヴィサス様が魔法を放つ。


私に釘付けになっていたキングゴブリンは、それをあっさりとくらった。


キングゴブリンの右腕にイーリスの魔法が当たると爆発し、左腕はヴィサスさまの魔法によって切り刻まれていく。

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