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公爵令嬢は、元魔王です?  作者: ゆー
本編 11

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緑鬼の王、再び 27

「行くぞ!二匹はこちらで受け持つから一匹はよろしく頼む!レセプ!」


「はい!」



プレシさんの呼びかけにレセプさんが応える。


レセプさんはどこからともなく小刀を取り出すと、二匹のゴブリンオーガに向かって投擲する。


それは真っ直ぐ飛んでいき、ゴブリンオーガの右肩にそれぞれ一本ずつ突き刺さった。




ギャオォォォォッ!




二匹は苦痛に悶え、叫び声を上げる。


しかし、それだけではとても討伐するには足りない。


むしろ怒りを煽るだけで、大した痛手にはなっていないみたいだ。


二匹のゴブリンオーガは小刀を投げたレセプさんに狙いを定めると、叫び声を上げながら一気に距離を詰めてきた。



「よし!こんな感じで二匹は受け持つ!あとの一匹はよろしく頼む!」



そう言って、私たちから離れていくプレシさんとレセプさん。


二匹のゴブリンオーガも、二人を追って進路を変える。




なるほど。

こうやって敵を分断して、確実に討伐していくみたいですね。



ギャオ?ギャオ。



そして、残った一匹のゴブリンオーガは、とりあえず先に走っていった二匹のゴブリンオーガを追いかけるために走り出そうとする。



「アンタはこっちよ!ホーリー・スフィア!」



ギャオッ!!



イーリスが魔法を放ったが、それをゴブリンオーガはすんでのところで避ける。



「あー、惜しいなー。あれで終わってくれてもよかったんだけどね」



ギャオォォォォ……



しかし、注意はしっかり引きつけられたようで、ゴブリンオーガはこちらに向かって走ってくる。



「まあ、結果オーライってことで。メアリー様、ここはアタシが__」




シュッ!ドゴッ!!




「……え?」



ゴブリンオーガは、くの字に折れ曲がりながら障壁に向かって飛んでいく。


そして、障壁にぶつかるとそのまま貫通して外に飛んでいってしまった。



「__こんなの、一発殴ったらおしまいです」



私は、一瞬でゴブリンオーガの目の前に移動すると、ゴブリンオーガのお腹めがけて思いきり腹パンをかましていた。


その一撃でゴブリンオーガの内臓はグチャグチャになってしまい、衝撃で背骨も折れて絶命してしまう。


それでも衝撃を受け止めきれず、そのまま障壁の外にまで飛んでいってしまったのだ。

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