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公爵令嬢は、元魔王です?  作者: ゆー
本編 11
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緑鬼の王、再び 22

「……メアリー様。目がお金マークになってます…」


「……はっ!」



おっと、いけないいけない。

興奮してついはしたない事を…



「_ハハッ!お気に召してもらえたようでよかったよかった」



私たちの様子を見て笑うプレシさん。



うぅ……お金にガメつい女と思われたんじゃないでしょうか…?

恥ずかしい……



顔を赤くして、うつむいてしまう私。



「さて、条件も気に入ってくれたということは、この依頼を引き受けてくれる気になったのかな?」


「…はい。国民を守るお役目、この私にお任せ下さい」


「ハハッ!まあ、そういうことにしとこうか」



そう言って、笑いながらプレシさんは立ち上がる。



「さて!それじゃあ早速行こうか!」


「行く?まさか_」


「そう!ゴブリンオーガの巣へさ!」




ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・




「__よし、もう少しで着くぞー」



やって参りました、ここはゴブリンオーガの巣の近く。


応接室からそのままこちらに向かってきて、今はこの前薬草を摘んだ場所辺りにいる。



「この辺でいいかな?よし、レセプ」


「はい」



プレシさんが合図を送る。


すると、付いてきていたレセプさんが腰に巻き付けたポーチから一つの魔道具を取り出し、私たちの中央に投げつけた。


魔道具は空中に浮かぶと紫色に光り輝き、私たちごと辺りを包み込む。


そして、光が私たちを完全に包み込んだあと、光は消えてしまった。



「隠密の魔道具です。これを使うと光に包み込まれた者の気配を消してくれます。完全にではありませんが、ゴブリンオーガくらいなら大丈夫でしょう」



魔道具の説明をしてくれるレセプさん。


隠密の魔道具とは珍しい。

こういうのはその仕様上、暗殺にも使えるため所持するのも難しいはず。


さすがは冒険者組合というわけか。



「それじゃあ、作戦会議を始めるぞー。まずはなぁ__」

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