緑鬼の王、再び 23
「__承知しました。私は異存ありません」
プレシさんから作戦を聞いて、レセプさんは納得したように頷く。
「私も大丈夫です。ですが、この作戦内容を聞くにお二人も参加されるんですか?」
プレシさんから聞いた作戦内容だと、冒険者組合の二人もゴブリンオーガの巣駆除に、しかも前線で参加することになっていた。
普段は冒険者組合の中で書類仕事などをしてるだろうし、ゴブリンオーガの巣を駆除するとなるとその危険度も高い。
かつて高ランク冒険者だったと言っていたレセプさんはともかく、プレシさんが前線に立って大丈夫なのか、少し心配になったのだ。
「もちろんだとも。いくら実力があるとはいえ、こんな危険な依頼に若い女の子だけで行かせるほど、我々は落ちぶれてはいないさ!」
すごく力強く頷くプレシさん。
「それに心配は無用だ。我々は元Aランク冒険者だからな!言ってなかったかな?」
「言ってませんね」
なんと、レセプさんだけでなくプレシさんまで元高ランク冒険者だったというのだ。
しかもAランク。
それなら、自身が前線に行くような作戦を立ててもおかしくない。
そう考えていると、即座にレセプさんからツッコミが飛んでくる。
この二人、応接室のときから思っていたが、結構良いコンビなのかもしれない。
「それなら、わたしが冒険者組合の支部長ということは?」
「言ってませんね」
「わたしとレセプが親子だというのは?」
「言ってませんし、言わなくて良いことですね」
「あれ?そうか?」
なんか、どんどん新事実が発覚していく。
雰囲気的に偉い立場なんだろうなとは思っていたが、まさか支部長だったとは。
というか、レセプさんと親子だったほうが驚きだ。
……ああ、それであんなに息ピッタリだったんですね。
納得です。




