一年前の肝試し編 あらすじ2
20部分くらいから30部分のあらすじです。
31部分までが3年前の肝試し編ですが、31部分はインタールード的な部分ですので省きました。
何故、結城ヤマトは赤マントを連れて現れたのか?
それは、ヤマトがこの肝試しに参加した目的が赤マントだったからに他ならなかった。
発端は一ヶ月前。ヤマトの父が経営する結城記念病院に1人の少女が運び込まれた。彼女の名前は槇村サトリ。小学校3年生の時にこの町から引っ越して行った、タケルとヤマトの幼馴染の少女だった。そして彼女の手には、ヤマトにしか見えない黒い本が握られていた。
ヤマトの父は、医者では彼女を助けられないと、本物の力を持った霊能師である名前のない霊能師に助けを求めていた。
名前のない霊能師はヤマトに、槇村サトリの持つのは悪魔の本で、悪魔の本に奪われた彼女の魂を夜の学校から取り戻さなければならない事を告げる。
ヤマトはサトリを救うため、タケルに日常がつまらないという気持ちを植え付け、肝試しを実行に移させた。
そして名前のない霊能師がヤマトに告げた、槇村サトリの魂のある場所。それは、旧校舎3階奥の女子トイレ。ヤマトはあの時、あの場所で赤マントに会い理解した。赤マントこそが槇村サトリの魂だと……。
下駄箱へ到着したタケル達に突如起こる異変。倒れるタケシ、じゅんぺい、カゲル。
彼らの髪が白く変色していく。そして再び現れたガイコツ先生が彼らに語ったのは、倒れた3人は職員室で死に顔アルバムを見てしまっていたこと。彼らは学校から脱出しなければまもなく死ぬということ。そして、ここは夜の学校という異世界で、この世界には学校の外は存在しないということだった。
実質、学校からの脱出が不可能なこの異世界では、タケシ達3人の死を回避することは出来ない。
そして、異世界へ来てしまった原因はタケルが13階段を降りた事で、自分が異世界転移の引き金となったことを知り後悔するタケル。
そんな時、苦痛に耐えながらタケシが語ったのは3年前の神隠し事件のことだった。
タケシが言うには、その時も6人が行方不明になったという。しかし、彼らは3日後に無事発見される。発見された彼らは、3日間の記憶を失っていたらしい。
その話を聞いたタケルとヤマトは、死に顔アルバムを見たという記憶を消せば死を回避出来るのではないかと考える。
そして、記憶を消すために選んだ方法とは、夕暮小学校七不思議の7番目を呼び出す事だった。何故なら、7番目を呼び出す方法が伝わっているにもかかわらず7番目を知る者が1人もいないという矛盾から、7番目を知った者は記憶を消されているのではないかと考えたからだった。
そして7番目を呼び出す方法とは、夜の小学校に6人の児童を集め、1人1話づつ夕暮小学校七不思議の7番目以外の6つを語っていく事だった。
まずカゲルが語ったのは、弾むバスケットボール。続いてタケシがトイレの花子さん。じゅんぺいが紫鏡。ツトムが13階段。タケルが死に顔アルバムと、次々と七不思議を語っていく。
そして、ヤマトが6つ目の動く人体模型を語り終えたその時、彼らの目の前に現れたのは、少女の姿をした都市伝説だった。少女は赤いマントを羽織っている。
彼女はヤマトが旧校舎3階奥の女子トイレから連れて来た都市伝説、赤マントだった。誰にでも見えるかたちでタケル達の前に現れた彼女が、夕暮小学校七不思議の7番目なのだろうか?
赤マントは、ヤマト以外の5人の記憶を消し、眠りにつかせると、ヤマトに向けてニヤリと邪悪な笑みを浮かべる。
なんと彼女は、赤マントの体を乗っ取った名前のない霊能師だった。
名前のない霊能師は、元の世界に帰れるのは赤マントである槇村サトリの魂を含めて6人だけだとヤマトに告げる。そして、ヤマトに誰を見捨てるのかを選べと言う。
決められないヤマト。その時、ヤマトの前に現れたのは眠らされたはずのタケルだった。タケルの手にはサトリの持っていたはずの悪魔の本が。それは、名前のない霊能師に乗っ取られ意識の奥底に閉じ込められたはずの赤マントがタケルへ渡したものだった。
タケルは、悪魔の本のおかげで名前のない霊能師の力を退ける事が出来たのだ。
タケルは、ヤマトに誰も犠牲にする事なくサトリも助ける方法を探す事を提案する。しかし、名前のない霊能師はヤマトにそんな方法などないと言う。赤マントを連れて帰らなければ槇村サトリは死ぬ。サトリを助けたければ見捨てる者を選べと迫る。
タケルが止める中、ヤマトは遂に選んだ者の名前を口に出してしまう。ヤマトが選んだ者の名前は結城ヤマト。自分自身だった。
すると、名前のない霊能師は話し出す。
夕暮小学校七不思議の7番目は赤マントではなく、6人目と言う都市伝説で、夕暮小学校では3年に一度6人の児童が行方不明になり、3日後に無事発見される事件が起こるという。しかし、その6人目は児童の1人と入れ替わった異世界の人ならざる者なのだと言うのだ。
その時、白い手に引きずられて現れたのは、紫鏡。その白い手がタケルを襲う。名前のない霊能師はタケルに、その手に捕まり紫鏡を通れば元の世界に戻れると言う。
しかし、タケルはヤマトを置いて行くことは出来ないと、悪魔の本に救いを求める。
すると、悪魔の本の黒い表紙に都市伝説事典という文字が浮かび上がる。
その都市伝説事典には、最初のページから最後までびっしりと都市伝説が書かれている。タケルの頭の中に都市伝説事典に書かれた情報が流れ込んでくる。
そしてタケルは、名前のない霊能師の嘘を見抜く。
夕暮小学校七不思議の7番目は6人目ではなく、それは名前のない霊能師が都合良く都市伝説を利用していただけだった。そして、タケルはその方法を応用し、夕暮小学校七不思議の7番目として5年3組黒板の目を呼び出した。そいつは、タケルとヤマトとサトリが昔描いた落書きが都市伝説化したものだった。
黒板の目が実体化し、代わって実体を失った赤マント。依代を失った名前のない霊能師は、自分の体に引き戻されその場から退場することになる。
タケル達は、黒板の目の異世界移動の能力で元の世界へ帰ろうとするが、上手く行かない。
タケル、ヤマト、赤マントの3人は、タケシ達の髪が黒いままな事から、名前のない霊能師の記憶操作が解けていない事に気づく。
その時、タケル達の前に現れたのは紫鏡に取り付き、再び現れた名前のない霊能師だった。
名前のない霊能師は、タケシ達の記憶操作は都市伝説6人目が行った事。夕暮小学校七不思議の7番目を呼び出すよりかなり前、夕暮霊園での肝試しの時から6人目はタケル達の近くにいた。6枚目のニット帽も彼の仕業だったと告げる。
そして、6人目がその場にいる限りは全員無事に異世界から出る事は出来ないと。なぜなら、6人目とは、6人の児童のうちの1人が人ならざる者と入れ替わっているという都市伝説だからに他ならない。
ヤマトはタケルに6人目の打開策を都市伝説事典で調べて欲しいと提案するが、名前のない霊能師の操る紫鏡の白い手によって都市伝説事典は奪われてしまう。
絶対絶命のピンチに動き出したのはヤマト。
ヤマトは白い手から都市伝説事典を奪い、紫鏡に突進する。
名前のない霊能師は、今、紫鏡は元の世界ではなく異次元の牢獄に繋がっていると言い、ヤマトを制止する。が、ヤマトは止まらない。
ヤマトは黒板の目に、3日後の紫鏡前へ再び異世界移動するように指示する。そして自らは紫鏡の中へと消えたのだった。
その後、紫鏡は割れ、異次元の牢獄への道は閉ざされる。
長すぎるあらすじ見ていただきましてありがとうございました!
これを読めばだいたいはメリーさん編から読む事が出来ると思います。
ってか、なんやこのあらすじ!はちゃめちゃが押し寄せすぎやな笑
本編まだの方、是非是非本編もご覧になって下さい。
いいえ。お金は一銭もいただきません。多分……




