表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
19/50

自己中心的アールグレイ

席替えするときのクジの番号が

プラスマイナス1ならいいのに


私が落とした消しゴムを

彼が拾ってくれればいいのに


机に突っ伏している姿に

声をかけてくれればいいのに


重い荷物を運んでいるとき

助けてくれるのが彼ならいいのに


同じ車両で目が合った日は

そのまま話しかけて欲しいのに


貴方が好きだと言ってた作家の

文庫本だって読んでいるのに


キッカケはたくさんたくさん撒いたの

どうして気付いてくれないの


モヤモヤを落ち着かせるための一杯

ベルガモットの香りを吸い込み

こうして心を静めているから

溢れる気持ちを抑えているから

いつの間にやらベルガモットが

切なく甘く恋焦がれる香り



喫茶店でおひとり様をしていたら


カラン


おひとり様の彼と目が合った

(ベルガモットは心の疲れを癒すそうですね)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ