第5話 魔王が一番警戒しているのは、どうやら勇者ではなく私だったらしい。
魔王城を進んでいくカインたち。
魔王がいるらしき扉を発見。
中から強者のオーラが漂ってくる。
そこで力を抜くために、少し雑談をする一行。
内容は、最近参加した武闘大会の事だった。
大会での成績は、カインは二位で、ヨウナが一位だった。
カインは悔しがって「次は負けない」とヨウナに言う。
仲間がそれを茶化して、雑談は終了した。
魔王を待たせてから、扉の先へ。
カインたちは魔王との戦いに突入する。
勇者パーティーを余裕の態度で出迎えた魔王が、特に警戒しているのはヨウナだった。
カインは額に青筋を立てる。
魔王は各地方に出回っている情報を口にしながら、勇者なのに弱いとカインを煽ったり嘲笑する。
カインは額にさらに青筋を立てる。
攻撃に精細さが欠けて、大雑把になり、立ち回りが悪くなった。
そんな戦いの中で、魔王の一撃がヨウナを倒す。
だからこそ、魔王は油断した。
戦いは終わらない。
真打は勇者だったからだ。
カインが隙のできた魔王を最大火力で攻撃する。
それは魔王の予想以上の強さだ。
カインは、ヨウナより弱いと人々に噂されている事を逆手にとって、罠をはっていた。
そして、弱いふりをしながら、ずっと力を磨き続けていたのだ。
悔しがる魔王を見て、ヨウナは勝ち誇って気絶する。
やがて平和になった世の中で、勇者パーティーに勲章が授与される。
人々は魔王にとどめをさしたカインをたたえ、銅像にした。
そんな中カインは、ヨウナに一騎打ちを挑み勝負をしかける。
それはこでまでもあったことだ。
カインはその戦いで、はじめてヨウナに勝つことができた。
今までの事を振り返ったカインは、ヨウナに謝罪する。
ヨウナはそれを許しこれからも人々の希望でいてほしいとカインに伝えたのだった。




