表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
優秀すぎる魔法使いなので、勇者様に嫌われているらしい  作者: 第三者臨海


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
2/5

第2話 勇者様はプレッシャーにまみれた人生をおくってきたらしい



 勇者カインは名家に生まれた人間だ。

 幼い頃から優秀であれと、厳しい教育を施されてきた。

 しかし彼は優秀ではなかった。

 そのため、何をするにも努力を積み上げなければならなかったのだ。


 努力型である彼は、才能のある人間に嫉妬していた。

 自分が持っていないものを持つ人間を羨み嫌っていたのだった。

 それが間違った事だと知りながらも。





 そんなカインたちの旅は続いている。

 勇者として、様々な町に出現する魔物たちを討伐し、人々を困らせる魔王の元へ向かっていた。

 彼等を手助けするのは各地の兵士たち。

 その中の一人は、昔のカインとよく似ていた。

 兵士の名前はウィドラ。

 カインたちが立ち寄った。アルクシピという町で働いている若者の男性兵士だ。


 ウィドラは自分の弱さを嘆き、苦しんでいた。


 そんな彼を見た勇者は、ウィドラに稽古をつけることに決めた。

 旅で立ち寄った町や村に一時的に滞在する間、その土地の兵士に稽古をつける事があるので、それ自体は珍しい事ではなかった。




 稽古をつけてから三日後。

 町が魔物の軍勢に取り囲まれた。

 勇者たちは町の人たちを守るために厳しい戦いを強いられる。

 相手を攻撃して戦うだけならば、勇者たちは楽に終わらせる事ができたが、一般市民を守る戦いは敵の数が多く、すぐに不利になった。

 カインたちは町に籠城して戦う。


 そんな中、ウィドラが守っていた箇所のバリケードが魔物に突破される。

 近くで戦っていたカインは自分の力だけでは、ウィドラ達を助けられないと悟り、別の場所にいたヨウナに助けを求めた。


 遠くでも連絡できる魔道具を使って話を聞いたヨウナは、カインが指示した座標に向けて遠距離魔法を正確に放って、ウィドラ達を助けたのだった。


 彼はヨウナを嫌っているが、助けるべきものを助けるためなら、自分の劣等感を乗り越える事ができる。


 ヨウナはそう判断し、勇者を見守ることにした。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ