悟×姉達からの溺愛!?
「双子って性格も似るのかな?」
「陽菜先輩、僕のお姉ちゃん双子なんですけど、六花ねぇちゃんと七彩ねぇちゃんでは全然違うんですよ」
「そうなんだ。どんな風に違うの」
「六花ねぇちゃんは、僕をとっても可愛がってくれます。七彩ねぇちゃんも僕を可愛がってくれます」
「ん? 一緒じゃない?違いがわからないんだけど、とにかくどっちも悟を溺愛するくらい可愛がってるって事だね」
悟の表現の違いが難しい。
「う〜ん、溺愛って程でもないですよ。だって洗濯物溜めないで洗いなさいって久しぶりに遊びにきてそんな事言うんですよ。溺愛してたら何も言わずに洗ってるそっと仕舞ってくれるでしょ」
「えっ、何この末っ子考え。甘やかされて育ったね」
いやいや、私も末っ子だけど、ここまで甘ったれてない。永遠兄ちゃんからみたらどうかわからないけど。
「陽菜先輩は、お姉さん?妹?」
「私は末っ子で妹だよ」
「お兄様でしたっけ?」
「うん、兄の永遠。真智先輩とかは兄と会ったことあるよ」
「ふえっ、なんで僕は会った事ないんですか?」
なんでって言われても……
「兄が来た時、ナースステーションに悟が偶然居なかったんじゃないかな」
「本当に偶然ですか?陽菜先輩、もったいぶってないですよね?」
「何でそんなことする必要があるの」
「だって陽菜先輩ですよ」
「だから?」
「はいぃ」
イライラするわねぇ。この子。そんな時、
「陽菜ちゃん、イライラしてるところ申し訳ないんだけど、手に持ってる看護記録を貸して欲しいんだけど良いかなぁ」
「うわっ、ごめんなさい。どうぞ」
瑠璃先輩に謝罪しながら看護記録を手渡した。でも、なんでイライラしてるのわかったんだろう。先輩達に追いつけるように頑張ろう。悟をその場に残し、カルテ整理している鴻上先生に、届いていた検査結果を渡しに歩き出した。




