異世界裏稼業 ウルチシェンス・ドミヌス（1）「桃色の髪の少女」

　かつて王都の警吏だった騎士ピペタは、左遷されて、今は地方都市で勤務している。彼が非番の日に街で偶然再会したのは、王都でやっていた裏の仕事の仲間、女占い師ゲルエイだった。
　この再会を運命と感じたゲルエイは帰宅後、もしもの場合に備えて、召喚魔法により、同じく仲間だった少年ケンを『地球』という異世界から呼び出すが‥‥‥。同じ頃、ピペタは街で、怪しげな事件に巻き込まれるのだった。三人は、事件を介して知り合った女暗殺者を新たな仲間に加えて、裏稼業を再開する。
　これは、剣と魔法のファンタジー世界において「強者に踏みにじられた弱者の恨みを晴らす」という理念のもと、人には言えない裏稼業に携わる人々の物語である。

（この作品は「カクヨム」「エブリスタ」「ノベリズム」でも掲載しています。カクヨムの「第1回ファミ通文庫大賞」では一次選考を通過しました）
（「第8回ネット小説大賞」「第10回ネット小説大賞」でも一次選考だけ通過しました）