20騎士団復帰計画
本日は少し短め
「ケガが治ったら、復帰するんだな?」
カイウスが尋ねる。
「ええ。もちろんよ。」
私の答えに、カイウスが考え込む。
「なあ。そう言うだろうとは思っていたんだが、相談したかったんだ。」
「はい。」
復帰するなと言われるのかしら?チラッと脳裏をかすめる考え。
「お前、来月から0団に異動してしてくれないか?」
「0団?」
「ああ。王妃付き。」
「復帰直後に王妃様付なんて無理よ。」
よかった。辞めろとは言われなかった。でも無理だ。0団は実技共にトップ中のトップ。
「ああ。わかってる。当分は0団の雑務になると思う。」
「なるほど。」
そういう事か。
「0団は今、皆で雑務をこなしているからな。人手が足りない。お前なら1団で雑務の経験もあるし、身分的にも王城に上がって問題ない。」
「身分?」
私は子爵家だから、一応貴族だけれど、末端すぎる。
「ああ。今月中に籍を入れよう。」
「えっ?」
さすがに、驚く。何を言っているんだろう。
ケガをしてから3週目。
日常生活動作では痛みはなくなったが、剣を持てるほどではない。やはり、リハビリは3カ月かかるといわれていた。
「嫌か?」
じっと見られると、非常に困る。
「嫌とかではなく・・・。急すぎて。」
「嫌ではないんだな。」
「はい。」
「じゃあ、来週、籍を入れる。」
!!!!!!!!!!
「ちょっと・・・。待って。どうしてそんなに急ぐの?」
「来週、籍を入れる。そうしたら、来月0団の移動がスムーズになる。あと、秋夜会には嫁として連れていく。」
ドキリと胸がなる。
嫁として、連れていく??
動揺していたら、抱きしめられて口付けされた。
頭に血が上る。不意打ち反対。
「おまえ、早く腕、直せよ。」
「わかってる。」
「抱けねぇだろ。」
ボソリとつぶやかれて、頭が真っ白になる。
「なっ・・・。」
「真っ赤だぞ。」
「あっ。あなたが原因でしょう!」
恥ずかしい。恥ずかしい。恥ずかしいっ!!
「お前かわいいな。」
真顔で言うカイウスについていけない。
何でよ。女性苦手って言ってたの誰よ!?
「腕が治ったら覚悟しとけよ。」
そう言って、また口付けられたのだった。
誤字報告ありがとうございます。
作者気がつくかな?とか、様子見されても、私は気がつかないと思うので、ビシバシ指摘していただけると嬉しいです。




