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インドへの旅 おわり

私は、京都の集合住宅で同じような苦渋を舐めさせられたことがある。

http://smcb.jp/_ps01?post_id=7041519&oid=235598

 より、続き


 入居者の義務となっていた団地の会合に行って、自由に意見を述べよと促された。

 駐輪場の雨樋の破損や駐車スペースのばらつきなど、いろいろと気に成っていたことを指摘したが、改善されることなく数年が過ぎて、やがて役職の順番となった。

 平役職で良かったのに、クメさんは意見を持っているので、部長になってくれ、と、たっての要請だ。


「自分の思う通りにやってくれれば良い。我々経験者がホローしていくから心配しないでいい・・・・」


 ところが、それは罠だった。私が、集会で問題点を指摘して対策を提案したりしていたのが、顔役たちに嫌がられていたのだ。そして部長に祭り上げて、袋叩きを始めたのだ。文句を言うのだ。


「手順が違う。何をしているのだ。部長としてやらなければ成らないことを何一つやっていない!」


「何を先に着手しなければならないか、それを何一つ知らせずにおいて、自分のやりたいようにやってくれ、と言うておいて、それはないだろう!」


 憤慨して抗弁する私の襟を掴んで「この野郎、生意気な」と部屋中を曳き吊り回すという暴力を振るわれた。


 その不当な経緯を私のホームページで書いた。すると、名誉毀損だ、謝罪しろ、と要求してきた。


 事実であるか否かの問題では無い。書かれた者が不名誉を被ることが由々しき事だ。赦せない。謝罪文を自治会に提出しろ、と役員全員で迫ってきたのだった。


 これでは、新聞やTVで犯罪者の行状を公表すれば、犯罪者の名誉を毀損したことになる?

 事実であれば、なおのこと、それを書くことは由々しき事?


 呆れた、では済まない問題が潜んでいる。

 このような発想が罷り通る日本人の感覚には? 魔物が住んでいるのかも・・・・


 田沼とはオフ会で何回も会っていた。滅多に語らない私の内奥の思想も彼には話していた。

 今回、インドで憤慨に堪えない出来事があったとは言え、また、オフ会で面と合わせれば、気楽に苦情を言って、田沼の釈明も聞かれれば、全ては水に流されて終わることと、私は・・・・軽く考えていた。


 また、是非、そういう和楽の結末であって欲しかった。

 その期待と・・・・一言は苦情も言いたくて・・・・旅の報告会の企画に参加を申し込んだのであった。


 田沼からは「歓迎します」と返信が来た(単なる儀礼)。

 ところが、暫くすると、田沼からメールが来たのだ。


 曰く,私に二通のメールが来ました。

 一つは、久米さんが参加する所には行きませんという人から。

 二つ目は、コミュニティ管理人への批難と読める日記を書いている者を参加させてもいいのでしょうか?という疑問。

 そこで、貴方から寄せられた文を再三再四読み返しました。

 そこに〝徹底的に侮辱された〟という文言があります。そういう事は私には一切記憶にない事です。そのような事を言われる貴方を、親睦を旨とするオフ会に来てもらう訳にはいきませんので参加をお断りします。そして、当コミュニティから退会して下さい。


 親切ごかしで、接触して居た者が、告げ口をしたのだ。

 さらに、奴は私へ対して、日記を書くな、書いた日記は削除しろと、言い続けていた。


 私は最後の望みとして奴に依頼した。

「僕にばかり意見をするのではなくて、田沼さんにも助言してやって下さい。久米さんに〝すまなかった〟と一言わびるように、貴方から勧めて下さい。それで解決するのです」


 勿論、告げ口が趣味の奴には、そのような親切心はない。奴から帰ってきたのは、

「僕は充分に注意しましたからね。久米さんは明らかに誹謗中傷をしています。誹謗中傷をする者は、有無も言わさずに強制退会処分を受けますからね」


 これは、脅しだ。奴の性根の悪さが露呈している。田沼の腰巾着だったのだ。告げ口が生き甲斐の人間なのだろう。


 一ヶ月後、再びオフ会の案内が来た(自動的に送信される)


 次回、最終回へ続く

 以上、趣味人へ http://smcb.jp/_ps01?post_id=7042872&oid=235598

 以上アメブロ インドの旅 終了 & エピローグ(2) http://ameblo.jp/syosetu-123/entry-12185275533.html へ 


 一ヶ月後、再びオフ会の案内が来た(自動的に送信される)

http://smcb.jp/_ps01?post_id=7042872&oid=235598

 より、続き


 それに対して,もう一度、参加を表明した。或いは感情も和らいでいるかと。


 しかし、一層手厳しい返事が来た。


「貴方が目を覚まさない限り仲間には入れません。

 自分で退会するようにと、貴方の名誉のために言うていたのですが、自分で退会されないのなら、当方から強制退会処分とします。

 私はあなたの日記を見ませんが、あなたの言動は、他の人から知らされますので、総べて私には分かっています。

 なお、一対一で話をしたいのなら、受けますので申し出て下さい。場所と日時を知らせます」


 告げ口というものは、良いことは知らせないものだ。こういう事を言うていた、書いていた、と相手が不快に思うことを告げるのが、その汚い本性だ。


 そして、一対一なら話す? それは落ち度を誰にも聞かれない済むからだ。


 彼は私をオミットして好き勝手を皆に言うているであろう。それは癪だ。だから私も伏せられた事実を皆んなの前で話したい。


 明らかに、田沼は自分の非を人々に知られたくないのだ。だから一対一なら、という。

 これは危険極まりない。霊に取り憑かれている上に、始末の悪いことに非を詫びるという事の出来ない異常者なのだから、自分に楯突く者は殺すかも知れない。


 彼の別荘は人気の無い山奥で、殺されて裏の畑に埋められない保証など・・・・ない。軽量な私の死体など、巨人のような田沼には、簡単に処分できるであろう。



 このあと、インドの旅の出来事を、私小説として書くことに決めた。すると、大きなテーマが見えてきた。


 霊能者とは? 超能力とは? その偽善と有りもしない霊界を信じ込むことで何が発生するのか?


 私には、人類の狂いと悲劇の根源に、田沼達の信じる霊なる物が見えてきたのであった。


「霊」を信じ込むことで、人間は人間としての良心、共感を易々と放棄できるようになる。それを本気で信じ込むことで、人類は凶悪化するのだ。


 記録に残る人類の歴史は、殺戮に血塗られているではないか。それが人類だと・・・・

 科学が進歩して、産業や経済が成長するにつけて、その悲劇は留まることがなくなっている。

 原爆投下は宗教者がやった事ではないだろうが、しかし決断を下したトルーマンはキリスト教信者であったはず。聖書に手を載せて大統領に就任したのだ。そしてキリスト教徒たちの真上で炸裂させた。


 また、ナチたちの蛮行も考えれば、それを引き出したのはユダヤ教徒への憎しみであった。憎む相手を殺害せずにはおれないほどの邪悪さを支えるのは、人間性ではない。


 何かが、精神面で支えるものが必要なのだ。それが「霊性」であろうし、それなくして人間は野獣化するものではない、と・・・・私は、思うのだが。


 絶望的な人類である。殺し合い阿鼻叫喚の果てに滅亡するより他に、道はないのであろうか?


 私は今回のインドへの旅に関わった所の三瓶埋没林を思い出した。それとともに気が付いた。日本には驚くほどの長い平和な時代を持っていたことに。


 古代文明は精々五、六千年だ。しかし、人類の歴史は万年単位で過去に遡っている。

 その中でも、一万年以上も続いた文化集落があった事は留意されるべきであろう。


「霊魂・超能力」「因果応報」「三世の世界」これらの発想が思想化して呪縛にまで発達していなかった時代。

 未文明の原始の時代、とはいうても、五、六千年の数倍もの長きに渡って存在していたものだ。

 そこでは、人々は有るがままで生きて居たのにちがいない。であればこそ、悪霊に憑かれているとか、邪悪な霊を叩きのめしてやる、などという恐ろしい殺戮思想を持たずに長い年月を生き続けて来れたと、私には思えた。


 縄文時代という一万年も続いた人間の集落があったということは、邪悪な思想に汚染されて滅びるだけの運命の人類ではないかもしれないという可能性を示唆していると、私は思うのだが・・・・。


「インドへの旅」 了

 以上、趣味人へ http://smcb.jp/_ps01?post_id=7042884&oid=235598

エピローグ 4 「インドへの旅」 最終回

以上アメブロ 以下へも書き加え


「インドへの旅」 了

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スライド動画(YouTube) ↓ 「インドへの旅・総集編」 (高画質版)


https://youtu.be/VfD-P_OO5MY


高画質版は、データが大きいので

コンパクトサイズのPC版 ↓ もアップして置ました


https://youtu.be/NbkmlJe5jnU


注目して頂きたいのは、BGMです。

ベートーヴェンのピアノソナタ「月光」を

1音1音マウスで入力してMIDIで鳴らしました

名演奏家の生の音楽には遠く及びませんが

(似て非なるもの)

でも、素人では

これだけ鳴らすことは不可能でしょう!

なにしろ凄い音符の羅列

それを入力出来ただけでも賞賛もの・・・

実は、あまりもの早さに

コンピューターが付いて行けずに

時には音飛びもありました

可能な限り補正はしましたが・・・・


この名曲を1音1音、入力している内に、気付きました。


この曲は、ベートーヴェンの怨念が籠もっている・・・・


言うてみれば、、、、呪いの曲・・・・・


それに気付いた人は?居るのだろうか?


人々が色々と好意的に批評しても、彼は、頷かなかった、と伝えられている


さもありなん・・・・「呪いの曲」とは、言うわけには行かないからだ・・・



 インドへのエピローグともに了 http://ameblo.jp/syosetu-123/entry-12185281682.html 


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