表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
13/30

インドへの旅(ちょっと休憩思案の続き と ハンピ)

 しかし、多神教の元では、そういう人間宣言は許されない。

以上、趣味人へ http://smcb.jp/_ps01?post_id=6943905&oid=235598

以上、アメブロへもhttp://ameblo.jp/syosetu-123/entry-12155842417.html

         http://ameblo.jp/syosetu-123/  


インドへの道 (ちょっと休憩思案 続き)


(ガンジーやアーンベードカムなどは、皆、一神教の思想に感化されている。インドの思想と慣習の中だけで育って目覚めたのではない)

 現在、当たり前となっている人権や個人の平等等は、多神教の差別思想から抜け出して、唯一の絶対神を信じる事で可能となった。唯一の神の元で、全てが同等である、という意識が生まれたのだ。身障者で生まれようとも、神の子として同等に尊い、と見ることが可能になった。


 文化人達よ、まだ、何か否定できるであろうか?

 なんと応えるのであろう?


 しかし、釈然としない。

 人類の上には、信仰という奇妙なものが、立ちはだかっているからだ。その信仰には、必ず、霊的存在が横たわっている。

 実に、それは幼稚な多神教を抜け出した一神教の世界にも存在している.人権と平等の観念を人類に敷衍させたキリスト教にも・・・・それは存在するのだ。


 宗教、人種、政治などとは無関係に霊的交流を通して、実験コロニーを始めているという「オーロビル共同体」

 そこへ興味を持ったのは、一つには、霊的な存在というものを確認したかったのだ。そのような働きが本当にあるのか、否か・・・・


 もし、行って見て何もなければ、やはり「霊」そのものを否定する私の正しさになるであろう。その時は、キリスト教さえも、とんでも無い大きな過ちに人類を巻き込んでいたと、断言できることになる!




 ハンピの遺跡群をリキシャで回っているのは、1年前のタイでのアユタヤ遺跡巡りのようなものだった。

 アユタヤの方が見応えはあったし、密集していたので楽でもあった。

 その時、私を誘導してくれた従弟は、自分勝手に歩き回る人間ではなかった。ほとんどは私のペースに合わせてくれた。

 連れ立ちの旅とは、そういうものだろうと、私は思い込んでいたのだ。


 それは、とんでもない思い違いで、早足の彼らに逸れまいと、私はひたすら追いかけるだけで、彼らが目的地へ着いて、風景を堪能しているその間にようやく追いついて、急いでカメラを向けるのだった。

 彼らは私の事など意に介さず、すぐさま次へ向かい出す。

 太陽の照り付けは、この日が一番厳しかった。火傷の傷も時々痛む。昨朝の最初の手当以来、そのままなのだ。


 幾つか見て回った中で、印象に残るのは、やはり、一番苦しかった場所だ。

 リキシャはこの先には入れない、というところで、その後は園内のバスが運行しているというのだが、無料ではなかったので、歩くと田沼が決定した。

「1キロそこそこだから歩こう」

 しかし、1キロ程度ではなかった。少なくとも2キロはあっただろう。あるいは3キロぐらいか・・・・直線の旧王宮殿正面の大通りであった。バスが行き交う。猛烈な土誇りを舞い揚げて・・・・

 健脚たちが歩いている。バスに乗っている者たちは、皆笑顔で手を振る。

 そのメイン通りの脇に、石畳の広い道が延びていた。それこそが、昔の遺跡のままの通りに違いない。1メートルほどの斜面の下であった.降りて、その石畳みから風景を写したかったが、早足たちの後ろを息せき切って追っているだけでは、叶うはずもない。


 楽しかったのは、女性がメインの団体旅行の一行と出会ったときだ。陽影で休みながら、ガイドの説明を聞いていた。彼女たちは愛嬌が良かった。私へ笑顔を向けてくれる。

 また、他の場所では、修学旅行なのか、遠足なのか、女学生がしきりに話しかけてくれた。

 なにを言っているのか分からないで、手を振るだけであったが、その内に、カントリーと聞こえた。そうか、国を聞いているのだと分かった。

「アイムアジャパニーズ」分かったのだろう、歓声が上がった。さらに、ネーム と聞いていた。

「マイネームイズ、ヒロシクメ、コミュ、クメセンニン」

 はじけるような可愛さであった。

 言葉が話せれば、どれほど楽しかったことであろう。彼女たちは、さらに私を取り囲みながら、次々と質問するが、、、応える術がない。

 このとき、もし会話ができれば?


以上、趣味人へ http://smcb.jp/_ps01?post_id=6943928&oid=235598 


「両親のいないみなしごさんがいれば、僕の養子に成って下さい。一緒に日本へ行きましょう」

 多分、孤児ではこういう旅行には加われないはず・・・・


 京都でタクシーを貸切契約すれば、立ち寄る所でのガイド役も引き受けるものだが、インドでは(タイも同じ)運転手は一切、説明はしない。中へ一緒に入って、案内することもしない。所定の場所で休憩しているだけであった。


 昼食は、運転手の奨める食堂へ入った。林の中にテーブルと椅子が置かれていた。

 なるべく辛くない物が欲しかったけれど、

「インドで辛くない物などあるものか」と、例によって田沼の意見である。

「ジュースぐらいは辛くないだろう」

 と、松川が言う。

 封印されたジュースではない。安全が気になる。

 松川が私へ提案した。

「どれも量が多そうだから、半分別けにしないか?」

 了解。その分、カロリーが減るので、やはりジュースを一つ、追加で頼むことにした。幾種類もある。

「どれか、お奨めのジュースは?」

「以前にマンゴージュースを飲んだことがあった。あれは旨かった」

 注文して出されたマンゴジュースは、長いコップに2/3ほど注がれていた。旨いのには違いなかったが、猛烈に甘かった。


 リキシャは客を棄てて逃げる心配はない。後金払いだから必ず待っている。客をレストランへ案内した見返りに、運転手へ食事が提供されるのであろうか?

 京都のタクシーも、そういう店へ客を案内するのだから。

 運転手に案内されるような店は、決して最上の店ではない。客は適当な値段で最良の食事を期待する。内心とは裏腹に、この近辺ではここが一番の店だと言って、見返りのある店を案内するのだ。

 少しでも多くの利益を期待すれば、必然的に人間は不正直になる。それを嫌えば、人の世の中では頭角を現せない。

 駆け引きと騙し、それに長けた者が天下を制する。

 正直で技能優秀な者は、狡賢い狸親爺の配下で働くだけだ。思えば、名古屋はそういう伝統の土地でもあった。


 頃合いの4時過ぎに、リキシャは予約のホテルへ着いた。

 田沼が、一人一人から150ルピーを徴収した。四人で合計600ルピー。

 「少しチップを出しましょうか?」

 「いらんこと言わんでいい。フロントへ行きなさい」

 ホテルのチェックインは6時という。フロントで一休みした後、近所のマーケットへ行くことになった。

 その一休みの時に、件のリキシャの男が入ってきて、怒りをあらわにした。

 なにやら言ったあと、「ノー!ハッピー!」

 ノーハッピーと、繰り返し叫びながら、我々に向かって空手のポーズで突きと蹴りを表現するのだった。

 ハッピーは、幸せ。幸せではない。つまり、600ルピーでは満足出来ない、不満だ、と言っていると分かった。

 田沼はせせら笑いで彼を見ていた。少しでもチップを弾んでやろうとはしないのだ。

 空港から最初のホテルまで、小一時間で約900ルピー、値切っても800ルピーだっこことを思えば半日の貸切で600は酷すぎるとわかる。1人当たり50ルピーで、200ルピーくらいはチップとしても良かったのでは?!


 ホスペットの町を歩いた。マーケットを探して。それほど歩かなくても、商店街に辿り着いた。私はチーズかハム、ソーセージが欲しかった。それがなければ卵が欲しい。碌に動物性タンパク質を取っていないで過ごしている。体力が落ちれば、火傷の傷も治りにくくなるだろうし、感染症を起こさないとも限らない。

 田沼も松川も、そうした食糧には関心を示さない。田沼はパン屋を探す。菓子パンを見つけてそれを注文する。ハエが止まっていた。

 それを注意するが、お構いなし。

「そんなことを気にしていては、あんたは発展途上国には行けないよ」

 ハエの止まった食品、、、、よく平気で食べる・・・・

 私はバンガロールで買った捻り菓子の揚げ物を探したが、見当たらない。それで、完全梱包されているビスケットのような物を買った。

 松川は、ワイン(酒類)の店を見つけたいという。田沼はそれに付き合って、方々を歩いた。その間にも、私はチーズかせめて卵を、と探したのだが・・・・

一箇所、生卵を並べている露店があった。帰り道にそこへ寄らせてくれと頼むが、

「あれは料理に使う卵だから売ってはくれない。インドにはハムなど売ってはいない。無い物を欲しがるな」

 と田沼は不機嫌にいう。

 松川がようやくワイン店のある路地を聞き当てた。田沼と別れて、私と2人でワイン店へ辿り着くことができた。


以上 趣味人http://smcb.jp/_ps01?post_id=6948266&oid=235598 

以上、アメブロへ http://ameblo.jp/syosetu-123/entry-12155845867.html



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ