琉国志巻一：夢起山北_126
初めまして、よろしくお願いします！私は台湾人です、この長編小説は、私の沖縄への愛から生まれ、おそらく私の後半生、そして一生で最も重要で重要な作品です。
見かけ上、これは「時空を越える」小説と「歴史」小説のように見えます、その肌理は骨の髄まで染みる「恋愛」小説であり、その中には人生の選択をたくみに盛り込んだ「成長」小説でもあります。それはさらにXXX小説であるかもしれませんが、これはこの作品の最も重要な鍵となる設定であるため、ここで明かすことはできません。
つまり、あなたが沖縄の文化や風景に興味を持っているか、歴史的に謎めいた「三山王国」時代に興味を持っているか、琉球バージョンの「三国志」のような合従連衡や百里の戦闘を体験したいか、または数世紀にわたる情熱的な愛を感じたいか、主人公が困難な試練を乗り越えながら得た洞察を自分の人生に応用したいか、どのような興味があるにせよ、この作品から満足感を得ることができます。要するに、エンターテイメント性と実用性の両方が兼ね備えられています！
この本に対する私の期待（厳密には「夢」かもしれません）についてお話ししましょう：日本語に翻訳し、日本の文学ウェブサイトで公開し、そして沖縄の現地（日本全体でも）で実物の本を出版することです。それに向けて、私は関連する記事や書籍を多く読み、できるだけリアルな体験を提供し、全く異なる新しい読書体験を創り出すために多くの時間と労力を費やしました。
現在、全書の3巻の概要と主要なキャラクター設定が完成しており、また、第1巻の部分がすでに45万語完成しています。何も予想されない限り、全書は100万語を超えるでしょう。。この数値は驚くべきもののように見えるかもしれませんが、創作を生業とする多くのウェブ作家にとっては、毎日5000語以上を更新し、年間200万語以上、小説1つで500万語を書くことは一般的です。私はそのような野心を持っていませんし（体力や時間もありません）、しかし、もし反響が大きければ、続ける可能性も排除しません。なぜなら、私は3巻以降のプロットも初期段階で計画しています！
現在、適切な翻訳がない（また、予算が不足している）ため、日本語版はChatGPTの支援を受けて翻訳されています。したがって、抜け漏れや誤りがあるかもしれません。皆様のご指導をお願い申し上げます。また、この機会を通じて、《琉国志三部曲》を翻訳し出版したいと願う個人や団体を探すことを願っています。もし翻訳を手伝ってくださり、実際に書籍を出版する出版社を見つけてくださる方がいれば、出版社と契約を結ぶ際に、正式な契約を締結するためにご一緒することをお約束します（版権料を共同で享受します）。
下は、読みやすさのために、各章が日本語と中国語のバージョンを同時に表示します。誠にあなたに、この（おそらく非常に長い）旅に参加していただくことを誠にお勧めいたします。私を信じて、あなたは失望しないでしょう。
CH 126
「師匠、どうか弟子のこの二つのお願いをお聞き入れください！」桜慕塵はひざまずいて懇願した。
医仙は頷くことはなく、ため息をついた。
「君たちはきっと師匠の若い頃の噂を聞いたことがあるだろう？昔、私も君たちと同じような状況に直面していた。」
桜慕塵は医仙を不思議そうに見つめ、彼女がなぜ古い話を持ち出したのか理解できなかった。
「当時、彼ら二人は私に夢中でしたが、心の中では単純な師弟を選び、彼と一緒にのんびりとした生活を送る方が実際には私に適していると理解していました。それでも、私はイケメンで野心に満ちた師兄を手放すのが難しく、彼を諦めること、彼と共に新たな世界を切り開く機会を失うのは非常に残念だと感じていました。そこで、決心できなかった私は最終的に彼ら二人に密かに競い合ってもらうことにし、勝者と共に人生を歩むことに決めました。」
「結婚してから、私は師兄と共に医門を設立し、短い数年で急成長を遂げ、琉球全体で最も注目される新興勢力となり、各城寨の按司たちも私たちを軽視することができなくなりました。数年後、北山王国が成立し、北山王はニジと当時の英祖王朝の玉城王が互いの緊張を緩和するために、盟約を結び恩納自治区域を定めました。長年の発展を経て、今日の医門の栄盛があるのです。」
「しかし、その時になって初めて、先輩が実は卑劣な手段で勝ったことに気づきました。彼は私と肌を重ねたと嘘をつき、後輩に故意に負けるように仕向け、さらには事前に毒誓を立て、敗者がこの島を離れ、一生足を踏み入れないことを約束しました。」
「私は自分の夫がそんな人だとは受け入れられず、彼との離婚を選びました。彼は北山と那覇岳に行き、別の毒門を立てました。彼が去る時、私に言いました。私が彼を許さない限り、彼は一生毒門を離れないと、自分の犯した過ちを悔い続けるために。しかし、私たち三人の人生は彼によってすでに変わってしまっており、どんなに多くのことをしても取り戻すことはできませんでした。」
醫仙は一息に長い話をしましたが、顔色は少し青白く、しばらくの間黙ってから続けて言いました。
「私は、あなたが外見を重視する人ではないことを知っていますが、あなたの父王のためにこの決断を下したのだと思います。しかし、師としては、選んだことの中には二度とやり直せないものもあることを勧めたいのです。多くの人は一度逃したチャンスを取り戻すことはできません。生涯の幸福は、一度の決断の機会しかないかもしれません。一生をどう過ごすかは、やはり自分の心に聞いてみるべきです。」
「前世のことは、私たち自身で解決すべきであり、あなたたちを巻き込むべきではありません。実は、十年以上にわたり、私は自問自答してきました。あの時、あなたの父王のためにしたことは果たして正しかったのかと。しかし、今日に至るまで答えは得られていません。肖公子は普通の人ではなく、占い師でさえ彼の運命を占うことはできません。私は彼がまだ決心していないことを知っていますし、彼があなたにふさわしいかどうかもわかりませんが、あなたは本当に今この時にそのような決断を下すつもりですか？」
桜慕塵は沈黙し、しばらくしてからやっと苦しそうに頷いた。「師匠の許可をお願い致します！」
医仙は深くため息をついた。「私はただ、あなたが将来後悔しないことを願っている。あなたが幸せであることを願っている。既にあなたの意志が決まったのなら、私はこれ以上多くを言うつもりはありません。」
「ありがとうございます、師匠！」桜慕塵は頭を深く下げ、ようやく立ち上がることにした。
「師匠はなぜ弟子にこんなに多くの昔の話をしたのですか？」医仙はすでに約束したが、長年の付き合いの中で桜慕塵は師匠が今日は少しおかしいと感じた。
「この島は混乱に陥るだろう。私もこの生涯最大の試練に直面することになる。これを乗り越えられるかどうかはまだ定まっていない。これらを話すのは、あなたにしっかり考えてほしいからでもあり、私たち医門の起源を理解してもらうためでもある。なぜなら、私はすでにあなたに衣鉢を伝えることを決めたからだ。もしも私がこの試練を乗り越えられない日が来たら、あなたが医門の新しい掌門となるのだ。」
「師匠！」桜慕塵は信じられない表情を浮かべ、顔色も少し悲しげだった。
医仙が医門と恩納自治区の関連事項をすべて説明し終えたのは、すでに深夜の子の時だった。
師匠の住所を出ると、桜慕塵は突然、肖日を探しに行きたくなり、彼を抱きしめて大泣きしたいと思ったが、自分がそんなことをすべきではないことを知っていた。そこで、彼女は静かに自分の部屋に戻り、小さな木の人形に寄り添って過ごすことにした。まるで過去のすべての夜のように。
小強はもちろんこの出来事を知らず、木桜との再会の喜びに浸って、ぐっすりと眠り、甘い夢を見ていた。
翌日、誰も肖日前を鍼灸に連れて行く者がいなかったので、小強は自分で報告に行くべきだと思い、昨日の記憶をたどって向かうことにした。
「勇気を出すため」に、長守を特に連れて行くことにし、紫雲とその「実習医師たち」に対面する際、少しは安心できるし、安全だろうと考えた。
準時に鍼灸の小屋に到着すると、昨日と同じ部屋に案内された。扉を開けると、驚いたことに木桜が中に座っていた。まだ口を開く間もなく、扉が「バン！」と音を立てて開き、「ああ！間に合わないところだった。」と紫雲が慌てて飛び込んできた。ちらっと見て、部屋に三人もいることに気づいた。
「え？塵兒師姉もいるの？」
「紫雲師妹、師父が言ってたんだけど、これから肖日公子の治療は私が担当することになったの。昨日の手伝い、ありがとう。気にしないでね。」
「もちろん、気にしないよ。私が師姉と人を奪い合うなんて、どうしてそんなことができるの？あの夕方の薬浴も師姉に任せるね？」
木桜は頷いた。
「じゃあ、師姉にお願いするよ。」紫雲は笑いながら長守にウインクし、彼がまだその場で動かないのを見て、彼の袖を引っ張って外に出て行った。
「おいおいおい！何で俺を引っ張るんだ？阿日が俺に付き合うように頼んだんだ。」長守は不満そうに言った。
「バカ！今の状態で彼がまだ君に付き合ってほしいと思うと思う？」紫雲は我慢できない様子で、二人は引っ張り合いながら部屋を出て行った。
小強はこの光景を見て、長守は以前はそんなに鈍くなかったように思うのに、どうして今はこうなってしまったのだろう？失恋が人をこんなにも馬鹿にするのだろうか？
しかし、紫雲が長守を引きずり出している様子は、小強に彼女の中にかつての千虹の影を見せるようだった。違いは、千虹は長守を弟のように見ているだけのようだったのに対し、紫雲は初対面から彼に対する好意を隠すことなく示していることだ。もしこのまま進展していったら、長守にとってそれが良いことなのか悪いことなのか分からない。
鍼灸は上着を脱ぐだけで済むが、木桜と二人きりで閉ざされた空間にいると、小強はどうしても少し恥ずかしさを感じてしまう。急いで脱ぎ終えた後、彼は待ちきれずにベッドに横たわり、彼女を一目見ることもできず、まるで彼女を紫雲だと思い込んでいた。
木桜の鍼の技術が優れているのか、それとも愛（？）の力があまりにも偉大なのか、小強はほんの少しの刺すような感覚しか感じず、ほとんど痛みを感じなかった。ただ、木桜が彼の背中に軽く触れてツボを確認する時、まるで電流が走るような異様な感覚が彼を襲い、声を出さないように我慢しなければならなかった。
昨晩、二人の関係が少し進展したように見えたが、今は逆にどのように相互作用すれば現在の雰囲気に合うのか分からなくなり、針を刺している間から灸が終わるまで、二人はずっと沈黙を保っていた。
その過程で、小強は実は多くの話題を考えていたが、木桜の多くの「秘密」を尋ねることで雰囲気を壊すことになるか、木桜に対する気持ちを表現することで雰囲気を過熱させすぎることになるため、すべて否定された。
最後に、彼は自分に少し関連があるが、あまり近すぎない話題を選んだ。
「春桜は千虹のことだよね？」
「あなたは長守のために聞いているのかな？」木桜はすぐに当てた。
「彼は私に聞くように言っていなかったけど、あの日から彼が変わったのを見て、どうしても見ていられなかった。」小強は正直に答えた。
「千虹は実はもう好きな人がいるんだけど、その彼女の好きな人は私を好きなの。」木桜は静かに言った。
〈作者のつぶやき〉
桜慕塵が師匠に提出した二つの要求は何ですか？とにかく、必ず悲劇的なものになるでしょう。
CH 126（中国語版）
「請師父恩准徒兒這兩個請求！」櫻慕塵跪地懇求。
醫仙並未點頭，而是嘆了口氣。
「你們一定都聽說過師父年輕時的傳言吧？當年為師也和你一樣面臨類似的處境。」
櫻慕塵不解的看著醫仙，不知道她為何會提起陳年舊事。
「當年他們兩人都鍾情於我，雖然心中明白選擇單純的師弟，和他一起過閒雲野鶴的生活其實比較適合我，但我還是難以割捨俊俏又充滿野心的師兄，總覺得放棄他、放棄與他合力闖出一片天地的機會很可惜。於是，無法下定決心的我最終選擇讓他倆私下較勁，我決定和勝出者共度一生。」
「成婚後我和師兄創立了醫門，並且在短短幾年內崛起，成為全琉球最受矚目的新興勢力，各城寨的按司都不敢輕忽我們。幾年後北山王國成立，北山王怕尼芝與當時英祖王朝的玉城王為了緩衝彼此間的劍拔弩張，便簽訂盟約劃定出恩納自治區，經過多年的發展，也才會有今日醫門的榮盛。」
「然而就在那時候，我才發現師兄當年其實是以卑劣的手段勝之不武。他謊稱已經與我有肌膚之親，要師弟故意敗給他，甚至事先立下毒誓，約定好敗者要離開這座島嶼，終生不得踏足一步。」
「我無法接受自己的丈夫是這樣的人，於是選擇與他和離，他於是遠走北山與那霸岳另立毒門。他走時告訴我，只要我不原諒他，他就終生不離開毒門一步，以此懺悔自己所做過的錯事。然而，我們三人的一生早已因他而改變，做得再多也無法挽回了。」
醫仙一口氣說了一大段話，神色有些蒼白，停頓了片刻才繼續接著說。
「我知道你從不是看重外表之人，而是因為你父王才會下此決定，但為師還是要勸你，許多事一旦選擇了，就再也不會有重來的機會，很多人一旦錯過了，就再也不會有回頭的可能。終生的幸福可能就只有一次決定的機會，一輩子要怎麼過，還是應該問問你自己的心。」
「上一輩的事就讓我們上一輩自己解決，不應該牽扯到你們。其實十多年來為師一直問自己，當年為你父王做的事究竟對不對，但是直到今日依然沒有答案。肖公子並非尋常人，連神算僧也無法算出他的命數。雖然為師知道他並未下定決心，也不知道他究竟是否為你的良配，但你真的確定要在此時做這樣的決定？」
櫻慕塵沈默不語，過了良久才艱難的點了頭：「懇求師父應允！」
醫仙深深嘆了口氣：「為師只希望你將來不要後悔，只希望你能幸福。既然你心意已決，為師也不再多說了。」
「多謝師父成全！」櫻慕塵重重磕了個頭，這才願意起身。
「師父為何向徒兒說了這麼多舊事？」雖然醫仙已經答應了，但多年相處下來，櫻慕塵還是能感覺到師父今天不太對勁。
「這座島嶼將會紛亂四起，為師也會面臨此生最大一劫，能否度過尚在未定之天。告訴你這些，除了希望你能想清楚，也是讓你了解咱們醫門的起源。因為為師已經決定將衣缽傳給你，一旦哪天為師無法度過此劫，你就是醫門新一任的掌門。」
「師父！」櫻慕塵滿臉不可置信，臉色也有些哀戚。
等醫仙將醫門與恩納自治區的相關事宜都交待一番，已經是深夜子時。
走出師父的住所，櫻慕塵突然很想去找肖日，很想抱著他大哭一場，但是她知道自己不該這麼做。於是她只好默默的走回自己屋裡，讓小木人陪伴她，就如同過去每一個夜晚那樣。
小強當然不知道這段插曲，他還沉浸在與木櫻重逢的喜悅，睡得很沉、夢得很甜。
隔天沒有人來帶肖日前去針灸，小強心想應該是要自己去報到的意思，於是就循著昨天的記憶前往。
為了「壯膽」他還特別拉著長守一起去，心想這樣在面對紫雲和那群「見實習醫師」時，應該會比較安心，也會比較安全。
準時抵達針灸木屋，被領到與昨天相同的房間，門一推開就驚訝的發現木櫻坐在裡頭。還沒來得及開口，門又被「砰！」一聲的推開，伴隨一聲「哎呀！差點來不及了。」紫雲急匆匆的衝進來，瞥了一眼發現房裡居然有三個人。
「咦？塵兒師姊怎麼也在？」
「紫雲師妹，師父說以後肖日公子就交由我醫治，謝謝你昨日的幫忙，希望你別介意。」
「當然不會，我怎麼敢跟師姊搶人？那傍晚的藥浴也是交給師姊囉？」
木櫻點點頭。
「那就勞煩師姊了。」紫雲邊笑著說、邊對長守眨眼，見他還是動也不動的站在那裡，便過去拉住他的衣袖往外走。
「喂喂喂！你拉我做什麼？是阿日要我陪他來的。」長守不滿的說。
「呆子！現在這樣你覺得他還需要你陪嗎？」紫雲一副受不了的樣子，兩人拉拉扯扯的走出房間。
小強看著這一幕，心想長守以前好像沒那麼遲鈍，怎麼現在會變成這樣？難不成失戀會讓人變笨這麼多嗎？
不過紫雲拖著長守出去的樣子，讓小強在她身上彷彿看見當初千虹的影子。差別在於千虹似乎只是把長守當成弟弟看待，而紫雲卻是在初次見面就毫不遮掩對他的好感。若是這麼發展下去，不知道對長守是好是壞？
雖然針灸只需要脫上衣，但是和木櫻孤男寡女處在密閉空間裡，小強難免還是感到有些害羞。快快脫完之後就迫不及待趴到床上，正眼也不敢看她一眼，把她當成是紫雲。
不知是木櫻的施針技術比較好，或者是愛（？）的力量太偉大了，小強竟然只感覺到一絲絲刺麻，幾乎不會疼痛。只有當木櫻輕觸他的背確認穴位時，一股股仿若電流竄過的異樣感，讓他必須忍住才不至於發出聲音。
雖然昨晚兩人的關係似乎有所進展，但現在反而有些不知該如何互動，才符合當前的氛圍，因此從行針一直到灸完，兩人始終保持沉默。
過程中小強其實考慮過很多話題，但發現要不是會破壞氣氛（詢問木櫻的諸多「祕密」），就是會將氣氛加溫得太過（表達對木櫻的心意），所以都一一被他否定。
最後，他選了個與自己有些相關，但又不至於關係太近的話題。
「春櫻就是千虹吧？」
「你是替長守問的吧？」木櫻果然馬上就猜中。
「他沒有要我問，但是我看他從那天開始就變了一個人，實在有點看不下去。」小強只能老實回答。
「千虹她其實早就已經有喜歡的人了，但是那個人喜歡的人卻喜歡我。」木櫻幽幽的說。
