琉国志巻一：夢起山北_101
初めまして、よろしくお願いします！私は台湾人です、この長編小説は、私の沖縄への愛から生まれ、おそらく私の後半生、そして一生で最も重要で重要な作品です。
見かけ上、これは「時空を越える」小説と「歴史」小説のように見えます、その肌理は骨の髄まで染みる「恋愛」小説であり、その中には人生の選択をたくみに盛り込んだ「成長」小説でもあります。それはさらにXXX小説であるかもしれませんが、これはこの作品の最も重要な鍵となる設定であるため、ここで明かすことはできません。
つまり、あなたが沖縄の文化や風景に興味を持っているか、歴史的に謎めいた「三山王国」時代に興味を持っているか、琉球バージョンの「三国志」のような合従連衡や百里の戦闘を体験したいか、または数世紀にわたる情熱的な愛を感じたいか、主人公が困難な試練を乗り越えながら得た洞察を自分の人生に応用したいか、どのような興味があるにせよ、この作品から満足感を得ることができます。要するに、エンターテイメント性と実用性の両方が兼ね備えられています！
この本に対する私の期待（厳密には「夢」かもしれません）についてお話ししましょう：日本語に翻訳し、日本の文学ウェブサイトで公開し、そして沖縄の現地（日本全体でも）で実物の本を出版することです。それに向けて、私は関連する記事や書籍を多く読み、できるだけリアルな体験を提供し、全く異なる新しい読書体験を創り出すために多くの時間と労力を費やしました。
現在、全書の3巻の概要と主要なキャラクター設定が完成しており、また、第1巻の部分がすでに45万語完成しています。何も予想されない限り、全書は100万語を超えるでしょう。。この数値は驚くべきもののように見えるかもしれませんが、創作を生業とする多くのウェブ作家にとっては、毎日5000語以上を更新し、年間200万語以上、小説1つで500万語を書くことは一般的です。私はそのような野心を持っていませんし（体力や時間もありません）、しかし、もし反響が大きければ、続ける可能性も排除しません。なぜなら、私は3巻以降のプロットも初期段階で計画しています！
現在、適切な翻訳がない（また、予算が不足している）ため、日本語版はChatGPTの支援を受けて翻訳されています。したがって、抜け漏れや誤りがあるかもしれません。皆様のご指導をお願い申し上げます。また、この機会を通じて、《琉国志三部曲》を翻訳し出版したいと願う個人や団体を探すことを願っています。もし翻訳を手伝ってくださり、実際に書籍を出版する出版社を見つけてくださる方がいれば、出版社と契約を結ぶ際に、正式な契約を締結するためにご一緒することをお約束します（版権料を共同で享受します）。
下は、読みやすさのために、各章が日本語と中国語のバージョンを同時に表示します。誠にあなたに、この（おそらく非常に長い）旅に参加していただくことを誠にお勧めいたします。私を信じて、あなたは失望しないでしょう。
CH 101
「奎程が病死し、辺野喜に移葬された」という、辺野喜集落からの飛鴿伝書は短い言葉しかないが、小強の気持ちは底まで沈んでしまった。
彼は病院で働いていた時に知り合った古い同僚の陳兄を思い出し、陳兄もまた若く
して亡くなったことを思い出し、二世と過ごした時の一つ一つの思い出を振り返った。多くの記憶はすでにぼやけているが、彼の笑顔や口調は決して忘れることができない。
ただ、正直に言うと、彼が最も考えているのは奎敏だ。奧集落の首席軍師奎程が亡くなった後、彼女の肩にかかるプレッシャーは間違いなく大きくなるだろう。彼女が強いことを知っているので、悲しみをこらえて仕事に全力を尽くすことは間違いないが、それゆえに小強は彼女を心配し、切なく思う。
彼は、奎敏がこれほど必死に頑張るのは「自分の価値を証明するため」だけでなく、肖日を思って、集落の複雑な事務をうまく処理し、肖日が心配しないようにしたいからだということをよく理解している。
そう考えると、小強はすぐにでも辺野喜集落に奎敏に会いに行きたいと思った。しかし、すでに夜になってしまったため、陸路でも海路でも行くのは難しく、明日の朝まで出発を待つしかなかった。
心情が沈んでいる中、街の最高点にある小さな丘に散歩に行った。思わず前回ここで木桜に偶然出会った時のことを思い出す。もし彼女が今ここにいたら、何を言うだろう？自分をどう慰めるだろう？
いつから彼女のことを無意識に思い出すようになったのだろう？特に脆弱で孤独な時に？
それに、小舞はどうだろう？なぜ彼女のことを考えることがますます少なくなっているのだろう？時空の距離があまりにも遠くて、手の届かないから？それとも、20年の知り合いであることは、実際には自分が思っていたほど深いものではなく、環境が変わると簡単に消えてしまうものなのだろうか？
これは人の常情なのだろうか？それとも自分があまりにも薄情だからだろうか？
木桜が隠れていたあの木に登り、幹に座って海を見つめる小強の心の中は混乱した思いでいっぱいで、どうしても止まらなかった。
突然、彼は誰かが木の下に来るのを見つけた。見ると、やっぱり謝慕煙だった。今日はまだ初九で、二人が一緒に「月見」をする約束をした十五ではないが、彼女は一人でここに来ていて、どんな気持ちを抱えているのか分からなかった。
ただ謝慕煙が手に針と糸を持ち、石の上に座って何かを編もうとしているようです。
「肖兄、檜水が私に告白したこと知ってる？彼が私に好意を持っているのはずっと知っていたけれど、あなたのせいでずっと彼を避けてきたの。今回も、私は彼にすでに好きな人がいると言ったのに、彼は結婚するまで諦めないと言ったの。」
「どうして肖兄は彼のように私に接してくれないの？たとえあなたの気持ちが彼の一割しかなくても、私はもう満足なの。」
「同心結は愛し合う二人を永遠に離れさせないと言われているけれど、もし一方だけが心を持っていたら、それは効果があるのかな？」
謝慕煙は独り言を言いながら、手の動きを止めることはなかった。小強は木の上に隠れて、耳を塞いでこれを聞かないようにしたいと思ったが、すでに遅すぎた。
さらに厄介なことに、突然尿意を感じた！ようやくその晩の木桜の気持ちがわかるようになった。彼女が木から飛び降りたとき、自分の呼び方や少女の恥じらいを気にする余裕もなく、すぐにトイレを探したくなるのも無理はない。
さて、どうしよう？彼は絶対に木桜のように直接木から降りることはできない。そうしなければ、自分と謝慕煙の間がとても気まずくなるだろうし、今彼が最も望まないのは、彼女とさらに不必要な関係を持つことだった。
「私は父や母、叔母、叔父のように一生後悔したくない、自分の幸せを追求したい。肖お兄さんには永遠に私の従兄弟でいてほしくない﹍」
小強は少しぼんやりしていたが、この言葉はしっかりと耳に入ってきて、すぐに驚きすぎてトイレに行くことさえ忘れてしまった。
肖日は謝慕煙の従兄弟？つまり、彼女が言っている叔父は肖日の父、肖月を指していて、肖日の母は謝慕志と謝慕煙の叔母、前任のオウ間按司の妹だ！
それなら謝慕煙の母親は誰なのか？なぜ彼女の言葉は、まるで前の世代の二つの家族に二組の怨偶がいるように聞こえるのだろう？
謝慕煙がこの言葉を言い終わるとすぐに去ったのは幸いだった。小強は木から飛び降りる暇もなく、直接枝の上で大きな尿を解放した。
急な用事を済ませると、彼はすぐに住居に駆け戻り、長守にもう一つの急な用事を解決してもらおうとした。幸いにも長守はまだ寝ていなかったが、たとえ寝ていても、小強は彼を起こしてはっきりと尋ねるつもりだった。
「私は謝慕煙のいとこなの？どうして誰も教えてくれなかったの？」小強は部屋に入るとすぐに長守の襟を掴み、焦りと信じられない思いで問い詰めた。
「まず手を放して、こうでは話せない。」長守は無邪気に助けを求めた。
小強は手を放し、自分のベッドに座って、息を整えながら彼の説明を待った。
「君のお父さんは謝慕煙の叔母さん、つまり彼女のお父さんの妹と結婚したから、君はもともと彼女のいとこなんだ。これが何かおかしいの？」長守は当然のように答えた。
「私はそういう意味じゃない。『なぜ誰も私に教えてくれなかったのか』、なぜみんなこのことを言わないのかを聞きたいんだ。」小強は自分の理解したいポイントを必死に表現した。
「だって、慕煙お姉さんはこのことを話すのがとても嫌いだから。彼女ははっきり言わないけど、誰かがこの話を持ち出すと、彼女はすぐに顔色を変える。そうしているうちに、みんなもわざわざ言わなくなった。それに、君が頭を怪我した後、このことを忘れてしまったとは思わなかったから、だから﹍」
「それでは、彼女はなぜこのことを話したがらないのか？彼女は、私の両親と彼女の両親がどちらも幸せではないと示唆していたようだ。」長守の返答は半分しか説明しておらず、もう半分がより重要である。
「阿日の両親は、十数年前に伊平屋島で起きた反乱の際に同時に亡くなった。彼らの感情については私もよくわからない。慕煙お姉さんの両親については、同じ日に亡くなったことしか知らないし、死因は非常に秘密にされていて、真実を知っているのは数人だけだ。」
どうやら長守が知っていることも限られているようだ。
「従兄妹の結婚は一般的ですか？」小強は別の疑問を提起したが、聞いた瞬間、無駄なことをしたと気づいた。自分の肖家の祖先と謝慕煙の謝家の祖先は、お互いの利益のために頻繁に「婚姻」を結んでおり、代々そうではないにしても、肖日と謝慕煙の現在の状況のように、男方の母親が女方の叔母である関係が必然的に存在する。つまり、二人は従兄妹の関係にある。
実際、これは中世のヨーロッパでもよく見られた現象で、貴族の血統を守り、二国間の同盟関係を強化するために、結婚相手は親戚であることが多く、違いは近親者の度合いだけであった。例えば、A王国の王子がB王国の公女と結婚し、二人の間に生まれた息子がB王国の別の公女と結婚し、さらにその二人の間に生まれた娘がB王国の別の王子の息子と結婚するという具合である。
医学や遺伝学の知識の進展に伴い、近親婚が良好な血統を維持することができず、むしろさまざまな生理的・心理的疾病を引き起こす可能性が高いことが人々に知られるようになり、ますます多くの国が近親婚を制限しています。
しかし、2022年に小強が事故に遭い、ここに来た時点でも、先進国である日本の法律は「三親等」以内の結婚のみを制限しており、すなわち従兄弟姉妹（四親等）は合法的に結婚することができます（台湾では「六親等」以内の結婚が制限されています）。
最も有名な例としては、前日本首相の菅直人が自身の従妹と結婚したことや、著名な作家の芥川龍之介の息子、芥川比呂志が自身の従姉と結婚したことが挙げられます。
そのため、謝慕煙や他の人々は、彼女と肖日との従兄妹関係を結婚の障害とは全く考えておらず、この件について言及する必要はなく、謝慕煙が「この件について話したくない」という態度を尊重することを選んでいます。
前世の二つの「因縁」に関しては、四人の当事者はすでに早くに亡くなっていますが、木桜の前世（？）に関わっているため、小強はこの歴史を風に任せることができず、真実を見つける方法を考えなければなりません。しかし、奎程の死に伴い、真実を知ることができる世代がまた一人減り、彼の心の焦りはますます強まるばかりですが、何も手立てがありません。
〈作者のつぶやき〉
肖日は謝慕煙のいとこ？！前の世代の恩怨とは何なのか？申し訳ありませんが、長い時間が経ってから明らかになります。
CH 101（中国語版）
「奎程不治，移靈邊野喜」，來自邊野喜集落的飛鴿傳書只有短短幾個字，卻讓小強的心情沉到谷底。
他想起在醫院工作時認識的老同事陳兄，想起陳兄當年也是英年早逝，想起兩世和他相處時的點點滴滴，雖然許多記憶都已經很模糊了，但他的笑容、語氣卻是永遠忘不了。
不過說實話，他想到最多的其實還是奎敏。奧集落的首席智囊奎程過世後，她肩頭的壓力勢必大大加重。雖然知道堅強的她一定會忍住哀傷，繼續全心投入工作，但也正因為如此更讓小強感到心疼與不捨。
因為他心知肚明，奎敏如此拼命固然是為了「證明自己的價值」，但也有很大成份是因為肖日，希望自己能妥善處理好集落的繁雜事務，讓肖日沒有後顧之憂。
這麼一想，小強恨不得立刻飛奔到邊野喜集落見奎敏。奈何已經入夜，不論陸路或海路都難以成行，也只能等到明早再出發。
心情鬱悶的走到城中最高點那處小山丘散心，不由想起上次在這裡偶遇木櫻的情景。如果此時她在身邊，不知道會說什麼？又會怎麼安慰自己？
什麼時候開始不由自主就會想起她？尤其是在脆弱、孤單的時候？
而小舞呢？為什麼越來越少想起她？是因為時空距離太遠、遙不可及？或者二十年的相識相知其實根本沒有自己一直以為的深刻，換個環境很容易就被抹去？
這是人之常情嗎？或者是因為自己太過薄情？
爬上木櫻當時躲藏的那顆樹，坐在樹幹上望著大海，小強心中混亂的思緒怎麼也停不下來。
突然他發現有人走到樹下，一看果然是謝慕煙。雖然今天才初九，並非兩人約好一起「賞月」的十五，但她還是隻身來到此處，就不知是抱著什麼心情。
只見謝慕煙手上拿著針線，坐在石頭上似是準備編織什麼。
「肖哥哥，你知道檜水向我表白了嗎？雖然我一直知道他對我有好感，但是因為你，所以我一直躲著他。即便是這次，我還是告訴他我已經有喜歡的人了，結果他還是說除非我嫁人了，否則他不會放棄。」
「為什麼肖哥哥就不能像他待我那樣？即便你只有他一成的心意，我也已經心滿意足了。」
「聽說同心結可以讓相愛的兩人永不分開，但如果只有一個人有心，它還會有效嗎？」
謝慕煙邊喃喃自語，手上的動作也沒有停下來。小強躲在樹上很想把耳朵遮起來不要聽到這些，但已經太慢了。
更麻煩的是，他忽然感到尿急！終於可以體會當晚木櫻的心情了，也難怪她一跳下樹，連對自己的稱呼與少女的矜持都顧不得，只想趕快找地方解放。
這下該怎麼辦？他絕對不可能像木櫻那樣直接下樹，否則自己和謝慕煙都會很尷尬，而他現在最不希望的就是和她有更多不必要的瓜葛。
「我不想像爹、娘、姑姑、姑丈那樣一輩子後悔，我想要追求自己的幸福。我不想要肖哥哥永遠只當我的表哥﹍」
雖然小強有點心不在焉，但這句話他還是聽得很清楚，而且立刻震驚得連尿急都忘了。
肖日是謝慕煙的表哥？所以她口中的姑丈指的是肖日的父親肖月，而肖日的母親是謝慕志和謝慕煙的姑姑，上一任奧間按司的妹妹！
那謝慕煙的母親又是誰？為什麼她的話聽起來好像上一代兩家人有兩對怨偶？
還好謝慕煙說完這句話就走了，小強連跳下樹都來不急，直接就在樹枝上往下解了一大泡尿。
解決完這件急事，他立刻狂奔回住屋找長守解決另一件急事。還好長守還沒睡，不過就算他睡著了，小強還是會把他挖起來問個清楚。
「我是謝慕煙的表哥？為什麼沒有人告訴過我？」小強一進屋就攫住長守的衣領，焦急的、不可置信的追問。
「你先放手，我這樣沒辦法說話。」長守無辜的求饒。
小強放開手坐到自己的床上，喘著氣等他說明。
「你爹娶了謝慕煙的姑姑，也就是她爹的妹妹，所以你本來就是她的表哥，這有什麼奇怪？」長守理所當然的回答。
「我不是這個意思，我想問的是『為什麼沒有人告訴過我』，為什麼大家都不提這件事？」小強努力表達自己想了解的重點。
「因為慕煙姊姊很不喜歡談這件事，雖然她沒有明說，但每次只要有人提起，她就會變了臉色，久而久之大家就刻意不說了。然後我也沒想到你頭受傷以後連這件事也忘了，所以﹍」
「那她又為什麼不喜歡談這件事？她好像有提到，我爹娘和她爹娘都不幸福？」長守的回答只解釋了一半，另一半更重要。
「阿日的爹娘是在伊平屋島十幾年前那次叛亂中同時過世，我也不清楚他們的感情如何。至於慕煙姊姊的爹娘，我只知道他們是同一天過世，而且死因很隱密，只有幾個人知道真相。」
看來長守所知也很有限。
「表兄妹成婚很常見嗎？」小強提出另一個疑惑，不過剛問完就發現自己是多此一舉。
自己的肖家祖輩和謝慕煙的謝家祖輩，為了彼此的共同利益頻繁「聯姻」，即使不是代代皆如此，但必然會有如同肖日和謝慕煙現在的狀況：男方的母親是女方的姑姑，因而兩人的關係是表兄妹。
其實這在中古世紀的歐洲也很常見，為了維護貴族的純正血統、強化兩國的同盟關係，婚配對象往往只能選擇親戚，差別只是近到幾等親。比方A王國的王子娶了B王國的公主，兩人生下的兒子和B王國另一位公主的女兒成婚，兩人生下的女兒和B王國另一位王子的兒子成婚。
隨著醫學、基因學知識的進展，人們得知近親通婚不但無法保持良好的血統，反而有較高機會產生種種生理、心理疾病，因而有越來越多國家限制近親通婚。
然而即使到了小強發生意外、穿越到此處的2022年，先進國家日本的法律仍然僅限制「三等親」以內不得成婚，亦即堂、表兄弟姊妹（四等親）是可以合法成婚的（台灣則是限制「六等親」以內不得成婚）。
最知名的例子就是前日本首相菅直人和自己的表妹結婚，名作家芥川龍之介的兒子芥川比呂志則是和自己的表姐結婚。
也因為如此，不管是謝慕煙或其他人，根本從不把她和肖日的表兄妹關係當做成婚的阻礙，是以也不須提起這件事，而是選擇尊重謝慕煙「不想談這件事」的態度。
至於上一代的兩段「孽緣」，雖然四位當事人都已經早早離世，但因為牽涉到木櫻的前世（？），所以小強無法讓這段歷史隨風而去，必須想辦法找出真相。然而隨著奎程的離世，得知真相的老一輩又少了一人，他心中的焦急也隨之加劇，卻又無計可施。
