プロローグ
はじめまして!!なるせ実音です!
この物語を見つけてくださりありがとうございます。
「光よ闇を照らせ」は、光と闇、そしてそれぞれが抱える想いを描いた物語です。
登場人物たちが迷いながらも、自分の答えを探していく姿を楽しんでいただけたら嬉しいです。
彼らのイメージイラストや地図、その他諸々の設定(破壊的に絵が下手なので文明の力をお借りしました)を載せていきますので、もし登場人物のイメージができなかったら其方を覗いてみて下さい!
生成は完全な私の自己満足のために作りました!
もちろん、あなた自身の中にある人物像で物語を楽しんでいただくのも大歓迎です!!
それでは「光よ闇を照らせ」略してひかやみの世界へ
行ってらっしゃい!!
愛した国が滅んでいく。
愛した民が自分の為に命を落としていく。
愛したはずの民をーーー
砲撃や馬の嘶き、民の叫び声や呻き声。その全てが彼の心を傷つけた。
「……」
「…主人、どうされましたか?」
「もう潮時なのかもしれない」
「…」
「お前には辛い業を与えてしまうかもしれない。だが…全ての争いを終わらせる為には…災いの火種を消さねばならないみたいだ。」
そう言って、その人物は自身の胸元に短剣を向けた。
「主人…馬鹿なことはおやめください。」
従者らしき人物は主人と慕う人物の手を掴む。
「…わかってくれ。」
「……」
「民を…これ以上危険に晒すわけにはいかない。仲間に…血を流させたくはない。友の涙を…これ以上見たくはない。」
「…しかし…」
「主人として命令する。俺を殺せ。」
「…」
「頼む…お前しか…」
「いないんだよ…ルトア…」とその人物は笑みを浮かべる。
「…御意。」
ルトア呼ばれるその従者は、涙を浮かべていた。
「…」
懐に忍ばせていた短剣で自刃しようと、刃を突き立てる。
「…」
「…っ…」
いつか自分が使っていた剣は徐々に纏っていた光を失っていく。
「…嗚呼…友よ…俺にはこうすることでしか誰かを護ることはできない…っ…この道を進む俺を許してくれ…」
「主人…」
「…っ…頼む…一思いに…殺してくれ…」
「…っ…」
従者の腕の中に倒れ込むその人物は消え入りそうな声でこう呟いた。
「次…生まれ変わるのならば…刀を振るうことのない時代で…愛する者達とただ静かに…」
「…」
「生きたい…」
霞んでいく景色に、その人物は友や仲間、愛する者を思うその人物。
「…俺は…この世の全ての命を尊び…愛している…っ…しかし…闇に溺れた俺は…こうすることでしか忠義を果たすことはできない…っ…」
「俺は喜んで…あの世で裁きを受けよう…皆…さらばだ…」
天を見上げし若き勇者は、その命を以って争いを鎮めた。
英傑達は咽び泣き、その死を嘆いた。
そして
友を失ったもう一人の勇者もまた、
姿を消した。
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戦乱を治めた勇者の死後、民達はまた、過去の過ちを繰り返す。
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そして時は流れる。
勇者も、英傑も。
その名さえ伝説となった時代へ。
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