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UMA.  作者: 嵩元
3/6

ミッション

ダッシュは、偉そうに入ってくると、ドカッと椅子に座った。


「で?依頼ってのはなんだ?」


やっぱりそうか。ゲイジさんが新メンバーの紹介のためにわざわざ全員を集めるなんてことはない。


「ああ,お前らにはダッシュも含め,仕事をしてもらう。」


コイツと一緒にか。コジローやデイゴみたいな変人ばかりの班にまた,面倒な奴が入ったらすごいことになりそうだ。


「大陸の南の方にある小国、イガービャ国。そこで、騒ぎになっているUMAを倒す。それが今回のミッションだ。詳しくは、…」


ゲイジさんの話によると、イガービャ国の端にある小さな村で、毎晩、海岸で人間の死体が打ち上げられるという奇妙なことが起こっているらしい。それも、毎回UMAか何かに、嚙まれたような跡が死体には残っているらしい。たまたまその国にいたハンターが、その事件について調べようとしたらしいが、夜に海岸へ行くと、とんでもなく大きな影が見え、とても自分ひとりじゃ太刀打ちできないといって引き返してきたらしい。


「お前らは、新人のダッシュも含め、協力してそのUMAを倒せ。死体は、こちらで引き取るから、持ち帰ってきてくれ。今日のところはこれで解散だ。出発は明日だ。頼むぞ。」


そういうとゲイジさんはさっさと帰ってしまった。


「無茶苦茶ね。まあ、ゲイジさんのことだから仕方ないか。」


ルナが言った。


「それより、自己紹介してなかったね。私はルナ、ルナって呼んでね。それで、この子はイータ。私の相棒。ダッシュ君、よろしくね。」


ルナが自己紹介をした。流石だ。進んで話を進めれるところは見習わないとな。

ダッシュは、赤面しつつも「お、おう。」と答えていた。女の子には、弱いのかもしれない。

ルナに続き、それぞれが自己紹介をしていく。


「おい、リウス、飯はまだか!」


シモンは自己紹介どころではないみたいだ。あんまり待たせると、シモンが怒りで爆発するので、


「よし、せっかくだしみんなでご飯食べにいこう。」


ということで、みんなで食事にすることにした。

ちなみにダッシュは、はじめは断っていたが、ルナも行くというと、やっぱり行くとかなんとか言っていた。コイツの扱いは何とかなりそうだ。



それから、みんなで近くにあったレストランに入った。シモンたちもペット感覚で入れたので良かった。

コジローとデイゴたちは、シモンたちとうるさく騒いでいたので店員に怒られていた。

俺と、ルナとダッシュは別のテーブルで食べていた。


「はい、イータ、ご飯だよー。」


ルナがイータと仲良く話しているのを見ながら、俺はダッシュに聞いてみた。


「お前には相棒のUMAとかいないのか?」


「ハ!そんなもんとっくの昔に死んでいったぜ。」


「え…」


「だから俺は一人だし、アイツは俺に全部任せて死んでいったから俺はアイツの技全部使えるんだ!

だから、仲間なんていらねえ。」


ダッシュはそう、強く言い放った。

世の中には、主として認められ、UMAの力を一人で使えるようになった奴がいる。


「そうか、悪いこと聞いたな。」


「別に、なんでもねえし、あんな老いぼれどうだっていい。」


ダッシュは、どうでもいいとばかりに言い捨てた。しかし、俺は、一瞬ダッシュが見せた、寂しそうな表情を見逃さなかった。


「それより、明日は俺が一人でぶっ倒してきてやらあ。お前らは、遠くから、俺の勇姿を見てるがいい。」


やっぱ心配だなあ。





そしてミッション当日。俺たちは船に乗り、イガービャ国に向かった。そして、船の中は騒がしかった。


「ああ、今日もお嬢さん、(シモン)君のベアウティフルな闘いが見れるのか!」(コジロー)


「それ、言うならびゅーてふるでしょ。」(デイゴ)


「発音下手だなあ、お前ら(コジロー&デイゴ)ビューティフルだあ!」(ダッシュ)


「うるさいニャ、静かに寝かセロ!」(シモン)


『ピーピー、わんわん、』(UMA達)


「うっせえーお前ら!」(ダッシュ)


「静かにしろ!」(シモン)


独り言「今日もいつも通り平和だなあ」(リウス)





騒がしくもたどり着いた先は物静かな村だった。


「とりあえず、海岸の近くに行ってみようか」


ルナをリーダーとして俺たちは海岸へ進んだ。

海岸へはすぐにたどり着いた。


「なんか、普通だね。不気味な様子も何もない」


ルナがつぶやいた。


「お兄さん方、少しよろしいでしょうか?」


突然後ろから声をかけられた。声の主は背の小さな立派な髭を生やしたおじいさんだった。


「あ、はい。なんでしょうか。」


「もしかすると、かの龍を倒しに来てくださった方たちですか?」


「そうですけど…」


「これはこれは…。失礼、私はこの村の村長を務めていますビノットと申します。龍を討伐してくださるのならば龍について話をしておこうと思いましてな…。」


すごい話が進んでいるけど情報が聞けるのなら話を聞いておいたほうがいいだろう。


「ぜひ聞かせてください、お願いします。」


そうして俺たちは、村長の家にお邪魔して、奇妙な事件を起こしている龍?について話を聞くことにした。




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