感謝
マキ 「紳士淑女、いえ、宇宙に存在する全人類の皆様、並びに『人類』に属さない方々も、『虹色の扉』にこれまでお付き合い下さり、誠にありがとうございました。本編、完結致しましたことをここにご報告させていただきます」
マーク「面白かった、とか、続きがまだ読みたい、と思われる方がいたなら、番外編を作者がコツコツ書いてますので、そちらを是非ご覧下さい」
クリスティン「いやぁ、長かったような、短かったような。あたしなんて、ミリアムが死んじゃうとこで号泣しちゃったよ」
まき「ああ、そこね。そこはあたしも泣いちゃった。物語としてはベタな展開とは思いつつ、当時のことを思い出してしまったし」
ク「あれ?あんた、もしかして、マウラ、でなくって、もう一人のまき?」
ま「そう、初めまして、ね」
ク「いや~、魂の転生って面白いよね。人種は違うのに、顔の雰囲気とかそのままじゃん、まき、変わらず可愛いよ」
ま「まぁ~、あなたこそ、クリスティン、女性なのにマニッシュで、そのスーツもとってもお似合い。ステキよ。我が君の面影、バッチリ!」
ク「ハグハグ、チュ❤サンキュ、愛しの君よ」
オリバー「あ、皆さん、お揃いで。遅れて申し訳ありません」
ま「あ!ちょっと!オスカル、じゃなくって、オリバー、だっけ?あんた、生意気にも大学教授なんかになって、しかもセミリタイアして一人優雅な生活???あたしなんて、毎日せっせとコーヒー淹れて、いろんな問題抱えてる従業員の面倒も見て、あくせく働いてるっていうのに、いい身分じゃないの!」
オ「お怒りのそういうあなたは、もう一人のまきさん、でしょうか?お初にお目にかかります」
ま「イケオジだか何だか知らないけど、どうしていつもマキばっかなのよ?あたしだって前世ではあんたにとってのお嬢様でしょ?なんであたしには美味しいお菓子を作ったりしないのよ?アイルランド時代では、あんた、下僕でしょう?依怙贔屓、反対!!」
オ「そんな無茶なことを言われましても・・・。わたしの、オスカル時代での思い入れが殊更強かったのは姉君様の方でしたし、生まれる前に魂が設定しているシチュエーションの中に、あなたが組み込まれていなかっただけ、なのではないでしょうか・・・。それに、今世の現代では、下僕などというそれは差別用語にあたると思います。さきほど『身分』という言葉を使われてましたが、定義では一応、民衆は平等で、上下のない同等の権利を有しています」
マーク「そういや、マキ、『イケオジ』って日本語、何かの略だよね?」
マ「うん、そう。『イケメンのオジサン』もしくは『イケてるおじさん』の略なのよ」
マーク「へー、面白いなぁ、英語でそういうのってあんまりない気がする」
マ「あ、そうだ。これ、みんなに聞いてみたかったんだけど、あたし達の魂って、転生を繰り返してもそれぞれの持つテーマは変わらないんだって。違う言葉で言うと『天命』だと思うんだけど、どう?そのテーマをしっかり学んだり、経験できたりしてると思う?」
ク「『天命』ねぇ・・・、うん、まあ、ぼちぼち、かなぁ?」
マーク「オレはそういうの、わかんないや。とりあえず、マキと幸せになる!それだけ」
ま「マー君は、『ツンデレ』の、『デレ』部分が大きくなってきたよねぇ。ま、良い傾向だと思うけど。あたしはねぇ、まだ発展途上・・・、だからドタバタ、ジタバタしてる」
マ「まきもちゃんと天命を果たしてると思うよ~」
ま「ほんま?」
オ「そういうマキはどうなんですか?」
マ「あたしもまきと同じくドタバタしてるけど、でも、お腹にガチッと来るものを選ぶ基準にしていくの、これからはもっと。それが天命だと思うから。オリバーは?」
オ「わたしはこの中で一番年上なのもありますが、これまでの人生経験の中で悟りに近いものを得て、実践していると思います」
マ「それは素晴らしいわね」
オ「ここにいる皆さん、実際のところはそうなのでは?わたしたちは出会うタイミングなどを決めて来ていると思います。そして、その出会いの中で、切磋琢磨しながら、お互いのテーマに沿った学びを得ていくのです。それをきちんとできているから、その証拠だと思いますが、皆さんのお顔、輝いていらっしゃいますよ」
マ「あ、それ、なんかわかる気がするわ。人間って三十五歳くらいから、それまでの生き方が顔に出ると思うの。美醜は関係なくなる。意地悪な人、他人を羨んでばかりの人なんてのはそれが如実に現れるし、不美人さんや非イケメンさんでも笑顔がとても素敵な人っていうのもいる」
マー君「ということは、齢を重ねてきたら自分の顔に責任を持たないといけない、ということだよな」
ク「いいこと言うじゃん、マー君」
マ「じゃあ、五十代半ばでその美しい顔を保てているオリバー、すごいじゃない!」
オ「恐れ入ります」
ま「おお~、出た出た!オリバーのアルカイック・スマイル!それだけは懐かしいと思うわね。そうだ!ねえねえ、オリバー、ちょっとここに、マキとあたしの前に跪いて見せてよ。お仕着せを着てないのが残念だけど・・・。ついでに紅茶を持って来てくれる?メイドカフェならぬ、執事カフェね」
オ「まきさん、あなたという人は・・・。マウラお嬢様の頃から全然変わっていませんね」
ま「当たり前じゃない、基本は同じ魂なんだから」
マー君「アハハハハ」
ク「いいよ、まき、あんたはそのままで!」
マ「というわけで、宴もたけなわ、大団円ということに致しまして、この辺でおひらきとさせていただきます」
ク「よっ!プリンセス・マキ、上手くまとめた!」
マ「それでは各々方、参ると致しましょう。いっせーのせーっ!」
全員「感謝!!!!!」
ま「みなさまに雪崩の如く素敵なことが起こりますよう」
マ「皆々様が自身の中にある『分け御霊』に導かれて、ひとつひとつの扉を開けていかれますよう」
ありがとうございました。




