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回想 というのもおこがましい自問自答めいた何か

 如何でもいい自問自答です。

 異世界に来る前の話。俺はガラケーだった。

 学校のクラスで俺だけガラケーだった為、SNS等一切無関係。メールだけで生きて来た。

 そうやって生きていると起こる現象がある。それはスマホ勢の情報網から取り残される事だ。

 行事や課題関連の情報から取り残されて弱る事が有った。

 卒業後に集まる事が有っても本来、俺は気付かない。


 しかし、俺は陸の孤島。ガラパゴスに取り残されることが無かった。

 大自然の障壁ならぬ時代の障壁を破る奴が居たからだ。


『早くスマホに替えろ。』


転移前にメールをして来た友達だった。

彼はスマホではあった。しかし、何か情報がある時に俺を気遣ってメールで連絡を送ってくれた。

転移しなければ俺は今頃、奴の実家でバイトをしていた筈だった。


 こんな回想で一体何を伝えたいかって?

 『俺はガラケー―であったが故に人の好意を感じることが出来た。』

 とでも言えばいいか?

 馬鹿にするな。そんな事無くても俺は奴が良い奴だと知っている。

 『人からの好意という物の尊さを知った。』

 とでも言えばいいか?

 馬鹿にするな。俺は、その程度で気付く事なんざオムツを卒業した頃から知っている。




 別にここに来る事と、それらの事は関係無い。


 そんな事関係無いくらい、俺はただ、


ただ友人を思って、涙を飲んで、家族を裏切る覚悟をして、友人の無事を祈った女を泣かす奴等が気に食わねぇから殴りに来ただけだ。





 ガラケーを構えた。

 その時の俺が、嬉々として洞窟に乗り込んでいったのか、鬼の形相で襲い掛かっていたのか、俺には解らない。


読んで下さる皆さま。有り難う御座います。


次話も頑張って作っていきます。




なお、他にも色々書いているので他の 黒銘菓 の作品も宜しくお願いします。


 (今はコレの他に『賢者の趣味は癖のヤバイ魔剣作りです。』なんていうのも創っています。)












 感想、評価、レビュー等を聞かせて頂けたら幸いです。宜しくお願いします。


 尚、「小説家になろう」に登録していなくても感想は書けるようになっています。


 厳しい評価、お待ちしています。

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