石工のカルメン
私の名はカルメン。
キリジャロの街で石工をしているものだ。
普段は建築家のカルナの商売パートナーとしてレンガやタイルなどを作って納品している。
休みがないくらい仕事は忙しい。
なのに稼ぎは少ない。
だがそんな俺にも嫁いでくれるような女性がいた。
カルナの妹、ミーシャだ。
前々から気になっていたら向こうから来てくれた。
カルナには惚気るなよと言われたが無理な話だ。
私はは今、最高に幸せだ。
……そんな暮らしを送っていたある日のこと。
カルナがやってきた。
引っ越すらしい。
見知った奴がいなくなるのは寂しいものだな。
………とゆうか仕事どうしよう。
商売パートナーがいなくなるのはかなり痛い。
最悪暮らしていけなくなる。
何か代替案は………
「何もねぇ!!」
ヤッベェ、マジでどうしよ。
新しい顧客をつくろうにもいきなり営業怖いし……
でもミーシャがいるから仕事をしないといけない。
「頑張って
私も手伝うから」
はぁ〜〜〜!!
神。
私の奥さんまじ神。
これならいくらでも頑張れる気がする。
「………何をいってるんだかわからないがお前たちも行くんだぞ」
えっ?
なんで?
「ドゴール様からの使命だぞ
断るわけないよな」
……まじすか。
ここから入れる保険ってないのかな。
断れるわけもなく俺たちはドゴール様の元に向かった。
俺たちの他にも何組かいた。
全員夫婦だ。
彼らもこの件に巻き込まれたらしい。
みんなそれなりに腕はいい奴らなのでよほど大きなことでもやるのだと考えていたら説明があった。
新しく作る国の整備に向かって欲しいそうだ。
新しく国を作るってなんだよ。
楽しそうだが確実に人材が足りない。
途中で頓挫しそうだ。
「その辺りも踏まえてお前たちなのだぞ」
先方は受け入れられる数に限りがあるらしい。
だから一人でも作業ができる俺たちと。
「さらに人を呼ぶための基盤になってくれ」
………賃金は出ないのか。
家と食料はついてくると。
えっ?
税金もないのか。
その辺の基盤もできてないと。
………普通ならこんな依頼受けないだろうな。
だが今回は相手が悪かった。
ドラゴンなんかに逆らえれるわけがない。
だから受けることになってしまった。
……ついてびっくり。
家と畑があるくらいの貧相な村だ。
ひともいない。
なぜこんなところに国を作ろうと思ったのか。
「考えた奴絶対にバカだろ」
そんなことを話していると1組の男女がこちらに向かってきた。
あれが今回の依頼者だろうか?
とても金持ちそうには見えない。
至って普通だ。
……女性は綺麗だな。
品の良さが出ている。
「連れてきたぞ、お姉様」
……お姉様?
ドゴール様の?
じゃあ隣のはその旦那?
……まじかよ。
どうやらとんでもない依頼に手を出してしまったようだ。
目に見えない壁のある監獄のようだ。
今からでも逃げれないかな?
最初にきた5組の夫婦のうちの人くみです




