奥野康太との会話
奥野康太との他愛もない会話は続いていく。
「あれじゃない?奥野くんもてそうな雰囲気出してるし、割りと告白とかされんじゃない?」
「そんなことないですよ。まだ何回かだけですし」
「もう何回もあるんじゃん」
奥野康太がコーヒーを飲み干すのをみはからい、おかわりを勧めてみる。
「奥野くん、コーヒーいる?それとも違うのにする?」
「あ、じゃあジュースもらえますか?」
「はい、缶だけど」
ミニ缶のコーラを渡すとゴクゴクと飲んでいく。
「はぁ・・・・最近の子は面白いね。昨日も変な子に出会ってねぇ」
「変な子、ですか」
「そう、君と同じ中学から来た女の子なんだけど。ちょっとクセあるね」
「同じ中学・・・・ああ」
高田さちにいき当たったらしい。
「あの子ってどんな子?なかなか可愛い顔立ちしてるし、あの子ももててたタイプ?」
「そうですね。そうだと思いますよ」
「でも大人しそうといえばそうかもね。ああいう子の方が奥野くんはタイプかな?」
「あー、まぁ、そうですね。でも、大人しいというか、大人びてる、じゃないですか?」
「そうなの?」
「はい。だから俺が様子見にいって気にかけてやらないとだめなんですよ」
「ふ〜ん、そっか。その子のこと好きなの?」
「へ?いや、そんなんじゃなくて。なんというか、幼馴染だから大切というか」
「同じ中学ってだけで幼馴染なんだ。なかなか懐が広いね」
その後も毒にも薬にもならないような会話を続けるとタイマーが鳴った。
「おっと、もういい時間かな。奥野くんは部活とかある?」
「いえ、まだ何もやってないです」
「そっか。早めに決めて色んな経験を積んだほうが人生面白いよ。とりあえず今回はここで終わりね。もしなんかあったら気軽においで」
「はい、ありがとうございます」




