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感謝
「ありがとうございました!」
試合が終わり、互いに礼。相手チームの監督に話をしてもらい、監督どうしが話す中両校の選手が片付けをする。 片付けが終わると合同練習。2つに別れて1対1や2対2、3対3をする。11時30分まで練習が行われ、宇治菰野高校の選手は帰っていった。
俺達も解散となり、俺は冨田と山里と帰る。
「冴島さん凄かったな」
冨田が呟く。冴島が凄いのは知っていたが、三重ベスト4のチームを相手にあれだけ余裕のあるプレイが出来るとは思わなかった。
冴島の話題で盛り上がり、いつもの公園につく。俺と冨田は試合後という事で主に山里のシュート練習と俺のハンドリング練習を行う。
「大和、本当にハンドリング良くなったよな。最初は真っ直ぐ突っ込むかクロスオーバー1つしか出来なかったのに」
「それは言い過ぎだろ」
さすがにそこまで下手ではなかったが自分でも随分上達したと思う。
「ま、俺のおかげだな!」
冨田は自慢げに言う。だが冨田がいなければここまで上手くなっていなかったし、SFですらなかった可能性もある。
「ありがとな」
「なんだよ、気持ち悪い」
「気持ち悪いってなんだよ」
感謝したらこれだ。2人は笑っていた。




