最後のオフェンス
残り時間は49秒。1ポゼッションずつと言ったところか。もう追い付かれる事はないが、冴島は80点を狙っている。宇治菰野は恐らく最後のオフェンス。小池が右45度でボールを持ち、溝口にポストアップさせる。しかし溝口のマークは永野。永野はフルフロントでボールを入れさせないように守っているし、裏は俺がケアしている。俺のマークマンがハイポストに入り、小池はそこにパス。ハイポストからローポストの溝口にやっと入る。永野はすぐに溝口とリングの間に入る。小池は溝口の右側に走り出し、冴島は上手く溝口と小池の間に入りパスを出させない。小池は溝口の横まで行き、外に行くふりをして中へ。冴島はタイトに付きすぎていたためフェイクにかかってしまう。急いで俺がヘルプに行くが間に合わず。小池がゴール下のシュートを決める。77-69。残り34秒。
俺がすぐにスローインして冴島がボールを運ぶ。3秒でフロントコートに運び冴島は姿勢を低くしてドライブするふりをする。溝口が下がったのを見てすぐにスリーポイントシュートを放つが、ボールはリングを舐めるように外れる。冴島は溝口にスクリーンアウトで抑えられる。リバウンドには入れない。高く跳ねたボールは俺の近くに飛んできた。
俺のマッチアップはSFの選手で170cm台後半だ。試合終盤という事でスクリーンアウトも緩かった。俺は相手の上からリバウンドをとる。冴島はボールを貰いに行くふりをして外へ。俺はそこにパスを出し冴島はまたスリーポイントシュートを放ち、決める。80-69。残り21秒。試合はそのまま終わった。




