ミス
続くディフェンスでも冴島はディアプに好きにプレイさせず、梅丘のオフェンスを停滞させる。完全にディアプ中心のチーム作りをしていたのだろう。選手達は戸惑っている。
ディアプがゴールから遠い位置でボールを貰い、ドリブルしているうちに24秒オーバータイムとなる。
これにはたまらず梅丘が前半2回目のタイムアウトを要求。
「冴島、さすがだ。大和もナイスパスだったぞ」
監督から褒められる。ダンクのアシストは生まれて初めてだった。
「オフェンスはこのまま冴島、大和を中心に行く。大和が止められるようなら佐倉がカバーしてやれ」
短い指示を受けて再びコートへ。梅丘はタイムアウト終了ぎりぎりまで指示を出していた。
タイムアウト後、マイボールで始まる。冴島がボールを運び、左45度の俺にパス。冴島はトップから右に蛇川のスクリーンを貰い、右にフェイクを入れて左からダイブ。ハイポスト付近で俺からパスを受け俺に中に入るように指示を出す。俺は遅れて佐倉にスクリーンを貰って左サイドからバックドアカット。しかしパスは貰えず冴島が仕方なくミドルシュートを打つが外れてリバウンドをとられる。
やってしまった。パス&ランを忘れている。さっきは俺の仕掛けから冴島へのパスだったが今度は逆。慣れない冴島とのプレイだが、それを言い訳には出来ない。
更に俺はミスを犯す。ディアプがリバウンドを拾ってすぐにロングパス。蛇川と冴島はディフェンスに戻りかけていたが、アウトナンバー。3対2で速攻を決められる。26-28。
蛇川がボールを運ぶ。俺が右45度に立っていると冴島が来て逆サイドに切れるように言われる。俺はゴール下を通って左のコーナーへ。右45度で冴島がボールを貰い大内のスクリーンでインサイドにドライブ。ディアプとPFの選手がヘルプに来て、コーナーの俺に鋭いパス。俺はなんとかパスをキャッチしてスリーを打つがシュートは外れる。またミスを犯した。俺はスリーはそんなに得意ではない。特にコーナーには苦手意識すらある。
リバウンドはディアプにとられ、急いでディフェンスに戻る。




