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♪昭和の唄
痛々しい人生を送ってきました
殴られて
殴られて
殴られながらも
屈する事なく抗いました
ただただ必死にもがく日々
酒と女に溺れるあの人を
どうすることもできなくて
殴られて
妬かされて
苦労ばかりを背負わされて
誰もがあなたを蔑んでも
結局離れられなくて
強さ、献身、依存、執着
そんなものではないのです
優しさも
正義も
男気も
あの人の中に溢れていたから
溺れもがく手を離せない
そばにいるしかなかったのです
泣いて
怒って
叫びながら
それでも最期を看取ったこと
私が人生でただ一つ
最後までやり遂げたことでした
あの人がいなくなってから
あの人のかかえた苦しみが
分かちあえなかった後悔が
私の中に渦巻きました
楽しかったこと
嬉しかったこと
愛されていた思い出だけが
私の中に遺っています
他は全部忘れました
全部忘れてしまいました
あの人を愛していたのだと
私がようやく気付けたとき
私はひとりだったのです
寂しくて
寂しくて
寂しさばかりが募ります
ただ毎日を必死に生きて
ぼろぼろになったこの身体が
私の生きた証なのです




