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高校生の異世界奮闘記  作者: 零式
第0話 ~プロローグ~
1/15

赤い流星

7月28日午後8時半、ある空き地


「みんな…ちゃんと来るかな…」


一人の青年が呟く、身長は少し低く、メガネをかけている、青年は空き地によくありそうな土管に座っていた


「うぃ~お待たせ」


そこに一人の青年が来る、見た目普通の青年だった


「集合時間30分前、全然待ってないよ」


「そうか、よかった」


「後二人だね」


「あぁ」


青年達はそれから30分他愛のない話をしながら待った、すると


「ごめんごめん、お待たせ」


「………お待たせ」


二人の少女が現れた、一人は黒髪を少し束ねて軽いポニーテールみたいにし、顔は結構な美少女、スタイルもなかなかいい

もう一人は青みがかったショートヘヤーで、瞳が蒼く身長は低めなこちらも美少女


「9時ジャスト、じゃあ行こうか」


そうメガネの青年は言うと


「あぁ、久しぶりに流星群を見れる」


「そうね、けど少し休ませてよ」


「………そんな暇無い、麗奈のせい」


「うぅ…ごめんなさい」


それぞれの反応が返ってきた、麗奈と呼ばれた黒髪の少女は少し肩をすくめていた


「あはは……気を取り直して、行くか」


「「オォー♪」」


そうして四人の少年少女は目的地へと向かっていった


『午後9時27分、裏山』


「ついたー」


「さすがに疲れたな」


「私なんて、休憩なしよ…」


「………麗奈は自業自得、私だって休憩なし」


「…有紀…最近、私に厳しいわね」


「………?」


目的地に着いた四人は流星群が流れるまで、喋りながら待っていた


午後9時47分


「畑本、時間は?」


「今は……47分」


「あと、もう少しね」


「楽しみだな?有紀」


「うん、楽しみ♪」


「(なんで、英樹と喋る時は間が無いのかしら?)」


「どうした?麗奈」


「なんでもないわよ、諒」


「?……あっ!!あれ!!」

諒と呼ばれたメガネをかけた青年が夜空を指差し、大声を上げる


「なんだあれ!?」


「赤い……流れ星?」


美しい、けれど不気味な赤い流れ星が流れ、暗闇に消える


「今のは一体……」


「………みんな、街が」


有紀と呼ばれている青髪の少女が指を指す、三人が見ると、そこには、一面闇の街があった、家の明かり、スーパーの明かり、街灯の灯り……全てが闇に包まれていた


「お……おいおい…冗談だろ」


「冗談もなにも、今現実に起きてるのよ…」


「と…とりあえず、目を閉じて開いてみよ?」


「………うん」


四人は目を閉じ、ゆっくり開いた

そこには、夜が遅いのにまだ賑わいを見せ、眩しいぐらいの明かりがついてる街並みがあった


『………………』


四人は自分たちに起きてた状況が理解出来ずにいた


そのまま、その日は解散し、また明日会おうと約束した

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