表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
16/27

第15話 友との再会、異変

政也「武を極めた者の精神力は、生半可じゃない。

この時の、2人がお互いの意思を尊重し合えなかったことに、俺はずっと違和感を感じている」


政也「これは・・・俺の推測だが、2人は魅や魑魅の調査をしている間に、自身の魅護が乱れ始めていたのではないだろうか」


政也「さっきも説明したが、魅護はその者の精神状態に大きく影響を受けるからな」


冷泉「政也さんのその考えは、初耳ですね」


政也「すまない、憶測で話す事でもないからな・・・話しをもどそう」


政也「2人は翌日それぞれ違う土地へ調査へ行ったが、強力な陰の魑魅の調査へ行った1人は、そのまま行方が分からなくなってしまった」


政也「友はどこへいったのか、強力な陰の魑魅はどうなったのか、残された1人は真相を追い求め、旅を続けた」


政也「ある日・・・とうとう再開を果たす。

だが、久々に会った友からは凄まじい程の陰の魅護を感じた」


政也「それは友に取り憑いた魑魅が原因だと、すぐに気づいた」


政也「友はこう言ったそうだ。

魅や魅護を感じ取れるようになった時、自分は生命の中でも特別な存在だと感じた。

だがそれは大きな間違いだった。

人間という生命は欲にまみれていて、陽と陰の気が不安定に混ざり合っている。

そして自分も人間であり、欲には勝てなかった・・・今ではこの身体も、陰の気で満ちてしまっている。

これまでも、これからも、人間は争い合うだろう、欲望のままに・・・。

悲しい運命だが、少しでも多くの人間が我々のように、魅護を感じれるようになれば、少しは変わるかもしれない。

だから弟子をとり、武の極地へ至れる者を求めて旅をしていたのだ」


政也「この友の話を聞いてこう思ったそうだ。

武を極めるというのは、一朝一夕にできるものではない。

2人が武を極めようと志したその初まりは、ただ自由に生きたかったからだ。

幾多もの戦で、死地をくぐり抜け、絶え間ない修行の日々に耐え、ただひたすらに強くなることを求めた結果、突然たどり着いた境地・・・いつからか、自分達が特別な存在か何かだと思い上がっていたのか?」


政也「そう、腐っても人間、所詮できることなんて限られているのに・・・。

この世を変えるだなんて、また夢の話だ・・・」


政也「そう思ったと同時に、今まで何のために生きてきたのか、分からなくなり始めたそうだ」


政也「考えることをやめ、とりあえず友に着いて行くことにした」


政也「友は、天に見える星々は我々のような小さな存在とは、かけ離れた大いなる存在であり、武の極地というのは、天と地上を繋ぐ存在なのだと常々話していたそうだ」


政也「そして友は、天地流という名の武門を、開くことに決めたそうだ」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ