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128、涙


好きと伝えた この勇気は褒めてくれても

バチはあたらないんじゃないかな

振り向く君の後ろ髪を 静かに揺らす

風は 僕のまぶたのあたりを刺激する


一人残され 陽は傾く 駅前の広場

どこか遠くへ消えたい気分かな

電車の中で端に座る ただ君を想い

揺れる度に 落ちかける涙 こらえてた


片想いは美しいものだと 自分を慰めてみたりする

けど結ばれない虚しさが 自分を締めつけるんだ


溢れるままに落とした涙 その一粒一粒に意味があるのならば

募る想いを閉じこめないで 僕は枯れるまで泣き続けたいな


好きと伝えて日が経つけど 君が気になるよ

偶に下駄箱なんかで見かけるとね

過ぎ去る時と共に忘れられると思ってた

何故か いつも頭にはりついているようで・・・


忘れようと夢なんか追ったり 君のこと避けようとしたりして

けど結ばれたい 諦めない気持ちが邪魔をするんだ


嫌われてもいいと また君へ「好き」と 叶わないと知りながら言葉を贈るよ

募る想いを閉じ込めないで 僕は届くまで叫んでいたいな


想いを伝えたあの日を懐かしんで 涙する

君を忘れられない日々が悔しくて 涙する

放課後 君の隣の奴 羨んで 涙する

君がどこかへ行ってしまうと聞いて 涙する


忘れようと夢なんか追ったり 君のこと避けようとしたりして

けど気付いたとき 走っていた 真っ直ぐに追いかけていた


できる限りの大声で叫ぶ その名前をこれまでに何度呼んだことか

好きの二文字を後ろに添えて 今も同じように叫んでみたら

「ありがとう」と微笑んでくれた たった一言だったけれど意味があったならば

募る想い 心の中に僕は待っているよ 涙と過ごしているよ


溢れるままに落とした涙 その一粒一粒に意味があるのだから

募る想いを閉じこめないで 人は枯れるまで泣くべきなのです


恋愛のおいても、友情においても、人と人とが関わり合えば、

ぶつかり合う。

時に、そこに涙が生まれる。


この詩は片想いの少年を描いたものだが、

涙を流すのは、失恋したときだけに限らない。


涙はその人の想いが詰まった結晶のようなもの。

すなわち、意味がある。

涙一粒一粒に意味があるのだ。

だとするならば、強がってありのままの気持ちを閉じ込めるよりも、

木の住むまで涙した方が清々しい。


涙の数だけ、強くなれるのです――。


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