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124、波


握った右手の隙間から零れる砂の粒の

柔らかさにあなたを想い出す

寄せ打つ白い波 聴こえるあの日のあなた笑う

愛しい声 今では泡の中


冷たい風が心を締めつける できればあなたに会いたい もう一度・・・

愛する人の隣にいつまでも・・・願いは波と共に消えた


二人で歩いた弓型の浜辺を一人歩く

「切ないよね」誰にも届かない


凍える指に白い息吹きかけた あの頃あなたと手をつなぎ 歩くだけ

それだけで温かくなったのに・・・温もり共に抱いた どうか・・・


つくった砂の城も 眺めれば そうするほどに

儚さが 込み上げるだけ・・・


冷たい風に負けない 涙さえ拭って生きます あなたはどうですか?

凍える指も 強さで温めて 数ある想い出と手をつなぎ 生きるだけ

それだけが唯一の方法 あなたをもう忘れるための

願いは波に乗せて 空へ・・・


愛する人と別れてからの未練は切なくて、儚くて、そして強くて・・・

砂浜、一人佇むことが、自分への慰めだと思っていた。

でも、負った傷は癒えないままで・・・


あなたを忘れたい――。


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